過去を変える方法があるって知ってる?傷を癒して新しい世界へ

自分を知るための感情の話

「あの人のあの一言!今でも許せない。」

「学生の時、クラスで友達とうまくいかなくて、今も人と話すのが怖くなる時がある。」

こうやって辛いことってなんでいつまでも消えないんでしょう。

この過去を変えて辛い気持ちを消してしまえるなら、変えたいと思いますか?

過去、何が起きたかを変えることはできません。

でも、自分にとっての辛い過去を、なんてことないただの思い出にすることはできます。

まるで、過去が変わったかのような爽やかさです。

今日はそんな過去を変える方法についてです。

こんな話を書きます。

・辛いことが心に残って消えない理由
・忘れたい過去を変えるステップ

辛いことが消えない理由

思い出すと嫌なことって、いつまでたっても嫌なものだと思っている人が多いかもしれません。

諦めたり、忘れるしかないと思っている人もいるでしょうか。

辛かったことが消えない理由は感情が記憶に関わっているからです。

いきなりディープな話ですが、私は中学の時にいじめにあいました。

急によく離していた友達に無視されるようになりました。

自分が何かしてしまったのかと一生懸命考えましたが、よくわかりませんでした。

足がすくむように怖くて、突然の出来事に混乱しました。

あまりの理不尽さにやり場のない怒りも感じました。

いじめとまでいかなくても、友人関係でうまくいかなかった経験を持っている人も多いかもしれません。

経験を記憶する時は、無視されたという「事実」に悲しい、怖い、腹が立つなどの「感情」がセットになっています。

その無視された「事実」を思い出す時は、悲しい、怖い、腹が立つなどの「感情」が動いてリアリティをもって自分の中で再現されてしまうのです。

嫌だった感覚を思い出すだけでなく、似た状況になると無意識に緊張したり、リラックスできなくなることもあります。

私は実際に「人と話すことが怖い」と心のどこかで思いながら、ずっと生きてきました。

いじめってなんで批判されるのかわからないまま批判されるので「いつ批判されるかわからない」「いつ攻撃されるかわからない」って感覚が強く残っていました。

実際の人間関係はよく見れば問題ないのに、今を生きながら過去を生きている感じでした。

過去を変える

リアリティを感じさせるのは無視されたという「事実」の方ではなくて「その時感じた感情(悲しい、怖いなど)」の方です。

過去を思い出すと辛い理由はこの残っている感情です。

だから、「無視されたという事実」はなくならなくても、感情の方がなくなってくれればリアリティはなくなります。

そんなこと簡単に起きるの?

と疑う人もいるかもしれませんが「無視されたという事実」は消えないけど、ちゃんとステップを踏めれば起こせます。

私は、事実は思い出すけど、特に悲しいわけでもないし、辛いわけでもないという感じになりました。

人と話す時の感覚もだいぶ変わりました。

以前は、自分はいじめられるような人間であるというのが大前提で、いつか攻撃されるんじゃないかと無意識に警戒していました。

そういう気持ちが軽減して、安心して相手の話が聴けるようになりました。

以前は相手の顔色が気になって、相手と反対の意見は言いにくいと感じていましたが、あまり気にならずに自分の意見を相手に伝えたり、議論ができるようになっていきました。

この変化をどうやって起こしたのかをご紹介します。

ステップ1 変えたい過去と向き合うことを決める

まず、変えたい過去を選んで、向き合うと決めます。

いろんなことを思い出さないといけないので最初はちょっと辛いと感じる人もいるかもしれません。

向き合ってみようという心持ちが案外大切です。

ステップ2 その時の感情を思い出す

感情をクリアにするためにやりたいのは追体験です。

当時体験したことを、イメージの中でもう一度体験するということです。

感情の仕組みは非常にシンプルで、感じれば抜けていきます。

だから追体験をしてそのときに感じられなかった感情を感じることができれば、その体験に関する感情は消化されます。

ということで、その時に感じていたこと

「嫌だったなぁ」「悲しかったなぁ」「本当は腹が立った」などその時に感じたことをそのまま思い出して紙に書いてみてください。

ポイントは、主観で書くことです。

客観的に見てどうだったかは、関係ありません。

感じたことを紙に書いて、思い出してもなんてことなくなるまで続けます。

嫌だったことの後にいっぱい泣いて、スッキリするのと同じです。

ステップ3 自分の味方になる

スッキリ感が感じられたら、書いたものを読み返してみます。

読み返しながら、自分の味方をします。

味方というのは追体験で思い出した今まで蓋してきた感情を肯定する感じです。

「そう感じるのは当たり前のことだよ」「普通だよ」と自分自身に伝えます。

蓋をされてきた感情は寄り添ってくれるのを待っています。

怒りが出てきたら「それは怒るのが当然!」

悲しくなったら「それは悲しいよね、悲しくなって当たり前だよ」という感じです。

ここでは常識とか、周りの意見は関係ありません。

明らかに自分が自分が悪くても、自分の感じたことが正当だと伝えてください。

ステップ4 感覚が変わっていることを確認する

続けると変えたい過去の出来事を思い出しても感情が動かなくなってきます。

体感覚が変わってくるのが合図です。

思い出しても「なんともないや」と思うくらいの感覚です。

感覚が自然に変わってきますので、それまで気長にステップ1〜3を繰り返します。

ステップ5 自然に見方が変わる

感覚が変わってくると、自然に見方が変わってきます。

腹が立っていたことも「まぁ相手にも事情があるのかもしれないし」なんて思えることもあります。

ステップ4までをしっかりやって自然に変わるまで気長にやることが重要です。

無理やり見方を変えようとすると感情に蓋をすることになるので逆効果です。

これ、結構やってしまうと思う。(私もよくやってました。笑)

自然に見方が変わる、その心地いいパラダイムシフトを楽しみにやってみてもらえればと思います。

最後に、感情を扱う上でサポートになることをご紹介します。

サポートになること

心のことを扱うときに体をケアすることは大きなサポートになります。

個人的な体験ですが、私は感情がダーっと流れて行った後に、軽い筋肉痛になったり、トイレに行きたくなったことがありました。

便秘が治ったことも、、笑

心と体って繋がってるんだなぁと思います。

体からのアプローチをいくつかご紹介しておきます。

ゆるめる

感情を感じると無意識に体が硬くなったり、筋肉が疲れることがあります。

ストレッチや深呼吸で緩めるようにするのがオススメです。

感情を意識的に感じて、追体験した前後に取り入れてみてくださいね。

お水をたくさん飲む

不要なものが流れていくのをサポートするのがお水を飲むことです。

体の大部分は水分でできているので、その水分が入れ替わることで感情的なデトックス効果も期待できます。

常温の質の良い水や自分に合う水をおすすめします。

ちなみに、自分に合う水は飲んだ時に少し甘みを感じるお水です。

塩風呂

海塩を好きなだけ入れたお風呂にゆっくりつかります。

体が温まると緊張もほぐれてリラックスできます。

私は500g〜1㎏入れたり、塩で身体を洗うのも好きです。

まとめ

思い出すと辛い過去を変えたい、と思った時は、その辛さの原因は未消化の感情です。

案外、我慢してしまって溜まった感情ってあるものです。

誰かに優しくされると泣きたくなっちゃうとか

迷子になった子どもが、平気そうな顔してたのに親と会えた時に泣いてしまうとか

想像すると、人が感情を溜めてしまうのもイメージしやすいかもしれません。

未消化の感情を受け止めることで過去を変える

ぜひやってみてくださいね。

やりずらいなーと感じたらお気軽にお声かけください。

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