本当の気持ちを運んでくれるメッセンジャー「感情」の話

- 自分らしいってなんだろう?
- 自分の気持ちがはっきりしない
- やりたいことがわからない
- 自分の意見をがまとまらない
そんなふうに思っていませんか?
それって感情がうまく自分の本音を運んできてくれるのをキャッチできていないのかもしれません。
感情というのは自分にとって目の前のことがなんなのか、自分はなにを思っているのかを教えてくれるメッセンジャーです。
「自然体で自分の才能を生かして生きる」
「やりたいことをやって自由に生きる」
こんな生き方にはメッセンジャーの感情とうまく付き合っていくのはとても大切になってきます。
こういう生き方をするには自分の本音を大切にしていくことがキーになるからです。
ここでは感情について基本的な性質とメッセンジャーとしての感情をうまく使う方法(クリアリング)についてまとめました。
感情が教えてくれるもの
感情が教えてくれるのは自分の気持ち、本音です。
目の前のできごとに自分はどう思うのか、今どうしたいのか、人生でやりたいこと、好きなことってなにか、癒されたい傷はどんなものなのか、そんなことを教えてくれます。
例えば、行きたくもない誘いに断れなくてモヤモヤする時は本当は行きたくないということ
昔、悪くないのに怒られて腹が立った時の怒りがわいてくる時は、よくわからないまま怒られて傷ついた時の傷を教えてくれているのかもしれません。
損得関係なくなくやりたいと思ったり、ワクワクしたり、興味が湧いたり、そういうのは好きなこと、やってみたいことや人生の方向性を教えてくれているのです。
感情の性質はシンプル
メッセンジャーとしての感情の性質はシンプルですが、うまく付き合っていくにはこの性質を理解している必要があります。
それは感じないとたまっていくし、感じると抜けていくということです。
感情がたまるとか抜けていくとか、あんまり聞かないかもしれませんが感情のシンプルな性質です。
感情っていつも緩やかに波立っています。
小さい波だと知覚することはそう多くないかもしれません。
大きく波立った時はキャッチするかと思いますが、ネガティブな感情だと十分に感じる前に蓋をしてしまうことって案外多いものです。
小さい頃から大人の顔色を見るクセがあったり、クラスで友達とうまくやるためにまぁこれくらいならとちょっと我慢したり…。仕事行くの嫌だなぁーと思いつつごまかして仕事に行ったり。
ある程度の年齢になれば赤ちゃんみたいにすぐ泣いて気の済むまでずっと泣いているとか、気がすぐまで何かをし続けて周りがずっと待っているとか、そんなふうには振る舞わないでしょうから、笑
ある程度周りの都合に合わせているということですよね。
そんな風に周りに合わせようとすると感情は少しずつたまっていっている可能性が高いです。
たまった感情はどうなるの?
たまった感情は固着していきます。
どこに固着するかというと心の奥にいる本当の自分の上にたまっていきます。
本当の自分の声を聴きたくてもたまって固着した感情が邪魔をしてなかなか本音を聴くことができません。
これだと感情はメッセンジャーとしての機能をうまく果たせなくなります。
そして、人生でやりたいことだけでなく、今どう感じるかというのが分かりづらくなってしまいます。好きなことがわからない、好きという感覚すらよくわからないという人もいると思います。
自分のその時の気持ちが掴めないと会話の途中でうまく自分の気持ちを伝えられないまま終わってしまう要因にもなります。
一方で、固着した感情は同時に感情を刺激して大きな波を起こすこともあります。
普段は感情を感じなくてどちらかというと無感覚なのに、急にイライラして自分ではコントロールできなくなったり、悲しみ、不安や孤独感があがってきて、自分ではどうにもできないなんてことになることがあります。
真逆のようですが、どちらも固着した感情が原因で起きています。
感情をこれ以上ためないために
感情は感じると抜けていくのでこれ以上ためないためには感情を感じることを意識してみてください。
たまってしまうのはネガティブな感情によく見られるのですが、会社行きたくないなぁ、仕事したくないなぁ、なんかモヤモヤするなぁと思ったら無視せず、嫌だなぁ〜って思いながら過ごします。
嫌だなぁって思いながら過ごすのって嫌ですよね。笑
でも、これがたまっていくと固着して無感覚、コントロールできない感情の波の原因にもなりますからリアルタイムで感じて抜けていってもらいましょう。
感情はクリアにしたかったら感じる、これが基本のやり方になります。
すでにたまったものをクリアにする
次は今までにたまった感情についてどうするかということをお話をします。
基本的に感じれば抜けていくものなので解決策は感じきるということなんですが、すでに感情が一定量たまっていると感じても感じてもなかなか終わりが見えないかもしれません。
少し時間のかかることですが、昔の固着した感情が新しい感情を生み出していることも多いので手放せると予想以上に軽くなることもあります。
具体的には嫌だったこと、腹が立ったこと、悲しかったことなどを思い出して主体的に感じてみます。
あの時ほんとに嫌だったなぁ…と思い出して、紙に書いたりするのもいいです。
続けていると同じことを思い出してもあんまり感情が動かなくなります。
そのくらいまで続いてみてください。
ゆっくり少しずつすすめること、お水をよく飲みながらやるのがおすすめです。
子どもってわっと泣いて次の瞬間にケロッとしていることってありますよね。
感じきるってそんなイメージです。
もしくは喜びはよかったなぁ、嬉しかったなぁってじっくり味わうのであとに残りませんよね。
それは感じきって抜けていったということです。
そんなイメージでやってみてください。
簡単に効率よく進めたい方は感情カウンセリングのトレーニングコースがおすすめです。
感情がクリアな状態とは
最後に感情がクリアになるとどんな状態になるのかまとめてみます。
- 自分の感じていることがよくわかる
- 自分のことがわかる
- やりたいことを以前より深くクリアに感じる
- やりたいことが細部までわかる
- オリジナリティ溢れる人生になる
- 感情がゆったり、豊かになった感覚を味わえる
- 心の傷が癒される
- 自分軸がある
- じんわり幸せが広がる
- 物事の捉え方が以前と比べて変わる
- 人間関係が楽で人と関わるのが心地いい
- 親子関係が軽い
- 身体が楽
こんな状態にかわっていきます。
感情をクリアにすると、感情の波が穏やかになり、じんわり幸せな感覚や満足感が広がっていきます。
それは本当に穏やかでいつもあるのに気付かなくなるくらい穏やかなものです。
その穏やかな波が自分の本音を繊細に運んで来てくれます。
好きなことのどこが好きなのかが細かく分かって納得感がましたり、自分への理解が深まります。
また、ネガティブな感情が溜まっていない状態なので物事のとらえ方も変化することが多くあり、やりたいことを行動に移しやすい状態になっていきます。
自分との付き合いが良好になってくると自然と他人との付き合いも良好になります。
心がすっきりすると、身体も軽くなり、自分のやりたいことに正直にいる人生や
すっきり自然体でやりたいことで周りに喜んでもらう人生が待っています。
感情は本当に不思議だなぁといつも思うのですが、私達の本当の気持ちを運んでくれる頼れるメッセンジャーなのだと思います。
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