「できる人でいたい」私が自分についた嘘

世界を広げる

「できる人って思われたい」

「耳の痛い話は聞きたくない」

現実はうまくいかない時、見ないフリ。

ダメな自分を受け入れたくなくて、見ないフリ。

目の前の物事の次の展開に「こうなってほしい」

そんなことってありませんか?

私はそういう気持ちでいっぱいの人でした。でもそれって本当に生きづらいんですよね。

本来の自分のことはよくわからなくなるし、人間関係もうまくいかなくなります

ずっと「できる人」「いい人」でいたいと「あるべき自分」を生きてきた私が感じる、自分へのコントロールのことを書いてみようと思います。

なんで自分のことコントロールしてしまうのか、コントロールから自由になるとどんな世界を生きることができるのかご紹介します。

コントロールってなに?

コントロールとは、どんな人でいたいかに合わせて、自分の本来の姿を変えてしまうことです。

  • できる人でいたくて自分に負荷をかけて仕事を頑張ってしまう
  • 「理想の自分」の心理的リアクションを演じる
  • いい人に見られたくて、自分の意見を言わない
  • とっさに人に合わせてしまう

こうやって自分のことをコントロールすると、次は周りをコントロールしたくなるものです。

コントロールして出来上がった自分や世界観、自分の筋書きを壊す人とは関わりたくなくなるからです。

できる自分をコントロールして作ったのに「自分はできない」と思わせてくるような意見は聞きたくなくなります。同じように自分のできなかった現実は見たくなくなります。

だから言い訳をしたくなったり、できない自分を責めてまた頑張ってしまったりするものです。

できる人でいたかった私は、できない自分を指摘してくる意見は聞きたくありませんでした。相手に指摘する気がなかったとしても、ちょっとしたことに反応してしまって「そんなことない」焦る気持ちが出てきたりもしました。

現実がスムーズにうまくいくことと、自分ができる人であることをリンクさせて考える癖もありました。だからスムーズに物事が進んで現実がうまくいくようにコントロールしたくなっていました。

うまくいかないこと「できる自分」でいられないことが怖かったです。

コントロールと自分についた嘘

コントロールするって本当に疲れるんですよね。

自分を否定し、自分じゃない自分になり続け、現実を自然な流れとは違う方向に導き、かなりの労力を使います。

今振り返ると、何をしてるんだって感じです。笑

コントロールとは偽りの自分や偽りの世界を作ってその中で生きることだったりします。ずっと嘘をつき続けるようなものなので非常にエネルギーがかかります。

でもやっちゃうコントロール、これってどこから来るんでしょうか。

コントロールはどこからくるの?

コントロールの原動力は怖れです。

私が怖れていたのは自分の価値が感じられなくなる状況でした。

心の奥では自分への無価値感があったので、「そんなことない」と証明してくれる現実が必要だったのです。無価値感を打ち消してくれるような何かを欲していました。

例えば、誰かが褒めてくれる、認めてくれる、目に見えた成果があることです。

「うまくいっている人」「できる人」「いい人」と思われることの優先順位は高かったし「私はこんな人です」「私はこれをしています」みたいな説明できる何かも重要でした。

コントロールのはじまり

無価値感は成長過程で作られます。

私の場合、要因のひとつになったのは受験でした。

中学受験をした私は、塾に通っていました。

テストの成績の順位でクラスや席順が決まる塾でした。

自分は努力しても、点数が取れないと下のクラスになりました。

上のクラスに入ったら入ったで、次のテストでまたクラス落ちるんじゃないかとストレスのたまる生活でした。

加えて、家では成績が上がると漫画が買ってもらえました。(母は自分が読みたくて買ってたと思います。続き気になって先に読んでたし。笑)

だから私は、成績が上がらないと認められない、やることやらなきゃ認めてもらえない、ほんとは価値がない人間なんだって勘違いしちゃいました。

まぁ、他にも勘違いする要因はいっぱいありました。学校で意味不明に怒られて自分はダメなんだって思ったり、周りにあれこれ言われてやりたいことができなくて自分なんてダメなんだって思ったり…。

そのうちに無価値感を強めていったのです。

その結果、私はいろんなこと頑張るようになりました。

ダメな自分をカバーするために、やらなきゃいけないことをたくさんやりました。勉強もそうだし、家のことだって手伝っていい子にしたし、言われたこと守ったりしました。

それがコントロールのはじまりだったのです。

本当の自分だと認められないからと自分をコントロールして、できる自分、いい自分になることを続けていきました。

本当に欲しかったもの

コントロールして本当に欲しかったものは「できる自分」でもなく「いい人な自分」ではなく、もちろんうまくいく現実でもありませんでした。

私が本当に欲しかったものは「それでいいよ」って認めてもらえることでした。

そのままでいても認めてもらえることや「自分はこれでいいんだ」って思えること、自分には価値があって誰かの役に立てると感じられることでした。

それが欲しくて自分や現実をコントロールしていたのでした。

自分に嘘つかない生き方がしたい

私はもともと、自分に嘘をつくのが苦手です。大袈裟だけど「自分を騙して生きるなら死んでしまったほうがいいんじゃないか」って思うくらいです。だから本当に欲しいものがあるならそれに素直になって、それを欲しいって言いたいのです。

褒めて欲しいなら、褒めて欲しい

認めて欲しいなら、認めて欲しい

自分のコントロールの奥にある本当の願いに気がついた時、そうやって素直に生きていきたいと思いました。

欲しいものをあげるのは自分

本当に欲しいものに素直になった時、それを叶えてあげるのはいつも自分です。

褒めて欲しいなら褒めてあげるのは自分だし、認めて欲しいなら認めてあげるのは他でもない自分です。

コントロールすることは欲しいものが手に入るように見えるけど、無価値感を強固にすることです。現実をいくらコントロールして、できる自分を手に入れても、本当に欲しい自分を認める優しさは手に入らないままです。

「コントロールしてしまって生きづらい」そう思ったらコントロールして手に入れたいものはなんなのか考えてみるといいかもしれません。

コントロールに気づくことは欲しいものを自分にあげる、自由な世界の入り口に立つことです。

コントロールしない世界

自分が欲しいものに素直になって、自分の欲しいものを自分であげるようになるとコントロールする必要がなくなります。コントロールして、できる自分にならなくても自分が自分のこと認めてくれるし、褒めてくれるからです。

自分で自分のことを認めると、自分の求めているものがわかってきます。そうすると、ほしい現実が手に入ります。

のんびりしたいときはのんびりすることを選べばいいし、何かに打ち込みたいときや挑戦したいときはそれをやったらいい、それだけのシンプルな世界です。

人間関係だってシンプルに楽になります。

好きな人と付き合えばいいし、嫌いな人と距離を置いたらいいのです。

嫌いだけど、うまくやろうとか、合わないけどわかってもらおうとかすると人間関係はごちゃごちゃになります。

コントロールをやめて、自分に嘘をつかないと、そこにはシンプルで楽な世界が広がっています。

そして、そこには誰かが褒めてくれたり、大好きだと言ってくれているような暖かさがいつもあります。

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コントロールを手放すためには無価値感を生み出す原因「トラウマ(バーストラウマ、インナーチャイルド)」へのアプローチが役に立ちます。

トラウマについてはこちらに書きました。

私の世界を広げてくれたインナーチャイルドの癒し

 

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