「なんか自分はダメな気がする」「自分に自信がない」私が自己否定を自己肯定に変えた意外な方法

世界を広げる

「いいなぁ、あの人は」…人と比べてしまって自分に自信がない

なんか自分ってダメな気がする

きっとこのままじゃ、うまくいかない

できると思えなかったり、自分に自信がない時って誰にでもあると思います。

私は一時的に自信がなかったというよりは、年中自信がなかった人です。

自信がなくて、このままじゃダメな気がするのがデフォルトでした。

周りにはそんなふうに見えなかったみたいだけど。笑

本当はその自信のなさが、重たくて、潰れそうでした。辛かったなぁ。早く変わらなきゃって、思っていました。

その重たさは自己否定そのものでした。

今日は「なんか自分ってダメな気がする」そんな風に気持ちが重たいときに、私が試して心が軽くなった方法をシェアしようと思います。

このコラムを読み終わったら、好きな飲み物でも用意して、やってみてくださいね。

自信がないときの特徴は「抽象的な否定」    

私は「なんか自分ってダメな気がする」「このままじゃダメなんじゃないか」そんなふうに、なんとなく自分を漠然と否定的に見ていました。

うまく行っている人を見ては、住んでいる世界が違うと落ち込んで、このままじゃダメだと自分を責めたり、殻に閉じこもっていく自分がいました。

そんな時、参加しているワークショップのティーチャーに「自分のことがなんかダメな気がする」と相談してみました。

そうしたらこんな答えが返ってきました。

「もっと、具体的に何がダメなのか見てみましょう」

当時の私には意外な答えでした。

もっと自分のいいところや肯定できることを探すように言われると思っていたからです。

なんでわざわざ具体的にダメなのか見つめるのでしょうか。

具体的に否定すると、否定感が減る?

ネガティブさや自己否定はその抽象度が上がるほど、否定度は上がるようなんですよね。

「仕事が遅い」って言われるよりも「何日前のあのメールの返信が遅かった」と言われる方がダメージが少ない感じでしょうか。

私へのアドバイスは、抽象度が高いとネガティブな気持ちが重く感じるから、具体的にしましょう、少しでも否定度を下げましょう、ということだったんですね。

私は頭では「落ち込んでいても仕方ない」って思ったし、前に進まないといけないと感じていました。とにかく行動すべきたと思ったし。

でも、ネガティブになっているときに無理にポジティブに考えるのは、ネガティブな自分を否定することになってしまって余計に辛いだけだということはわかっていました。

だから少しずつ否定感を軽くするのは、無理せずに楽になっていく方法でした。

どんなふうにやってみたのか、ご紹介します。

どこがダメ?細分化して考えた

それからは、早速何がダメなのかを具体的に考えてみました。

まずは、私がダメだなぁって思っていたところはコミュニケーションでした。

こんなコミュニケーションしか取れない自分はダメな気がする。

そんなぼんやりした気持ちが浮かんできました。

もっと別のコミュニケーションが良かったんです。

これだと確かに抽象度は高い。笑

そこからもう少し具体的にどんなふうにダメなのかを見つめてみました。

紙とペンを用意して箇条書きにしてみました。

そしたら、こんなものが出てきました。

相手の求めるものを与えられない

話せるタイプの人が少ない

今思うと、別にそんなに無理しなくてもwって感じなんだけど、当時はたくさんの人と楽しく関われること、より多くの人から好かれることが重要だったのでこんなふうに感じていました。

いくつか出してから、ここでもう一押ししました。

どんな場面なのか、どんなケースなのかもっと細かく考えてみたんです。

そしたら、だんだん発想が変わって「自分はダメな気がする」そんな否定感が不思議と軽くなっていきました。

なんだか自己肯定感まで上がってしまったんです。

どんな気づきがあったかシェアしますね。

とにかく細かく!具体化したら気が付いたこと

否定する意味がわからくなった

「相手の求めるものを与えられない」ってやつなんだけど、じゃあ、それってどんなときに与えられないの?って考えてみたんです。

それで、よく考えてみたら私が与えられないと思っているものは、相手も気が付いていないニーズでした。

相手が口に出してはいないけど実はしてほしいこと、本人すら気がついていないけど必要なものです。

それを気がついて、さっと差し出そうとしていたんです。

え、わかるわけないですよねw

「超能力者にでもなろうとしてるんか、私は!」

というツッコミを入れたところで否定してる意味がわかんなくなりました。

逆に自己肯定感が上がった

細かく見ていたら、実はできることもあるって気が付きました。

言葉にしてないけど、やったら相手が喜ぶこと、相手も気が付いていないニーズにはなかなか気がつけないってだけなので、相手の求めてることをはっきり言ってもらえたら、ちゃんと対応できました。

「この書類、確認お願いします」って言われたら、規定に沿って確認できるし、「お醤油とって」って頼まれたら渡します。

しかも、私、質問できますから(ドヤ顔w)

相手が何か必要そうだなーと察知して、でも何かがわからないときは「何か必要なものありますか?」「お手伝いできることありますか?」とか声かけたりできるわけです。

それって引き出せるってことじゃん!

結構ちゃんとしてるじゃん!

なんて自己肯定が上がったりしました。

できないことを細分化していくことで、できることが見つかりました。

自分らしくなった

「話せるタイプの人が少ない」ってやつも細分化してみました。

じゃあ、今はどんな人となら話せて、どんなタイプの人が苦手なの?

何種類の人と話せればいいの?

って感じです。

私はこれを考えたとき「どんな人とも楽しく話せなくてはいけない」「どんな人にも好かれなくてはいけない」って思っているのを発見したんですよね。

まぁ、強迫観念みたいなもんでしょうか。

そうじゃないと自分の価値がない感じがしたんです。

さっきの相手の欲しいものを与えられないっていうのもそうなんだけど、自分がどうなろうと頑張っているのかが、否定感を見つめることで見えてきました。

「どんな人とも話せて、相手の求めているものを与えられる人」を頑張って目指していたってことですね…。

こういうのってだいたい親の価値観なんだけど、親が「こういう人がいい」「こんな人が素晴らしい」っていうのに影響を受けて目指してしまうものなんです。

無意識にやってしまうものですが、気がつくことはそこから自由になる第一歩でした。

他人の価値観じゃなくて、自分の価値観で生きていきたいもんね。

とにかく!ふわっとしたのはダメなのよ!

「私って全然だめなの〜」

「えー、そんなことないよぉ」

ってやりとりって、無駄じゃないですか。笑

いや、無駄は言い過ぎか。

(ごめんなさい)

でも、実際に解決はしてないと思うんだよね。

だからこういう、ダメとかダメじゃないとか、いいとかよくないとか、抽象的なやりとりがダメなんですよー!

私も「大丈夫だよ」「ShioriちゃんにはShioriちゃんのいいところがあるよ」「頑張ってるよ」そうやって励まされたことは何度もあって、とても嬉しいんだけど、、だからといって自分ダメ感がなくなることってないんですよね。

だから、自分と対話する時も、「なんかダメな気がする」「自信ない」って気持ちに対して「大丈夫、大丈夫」「頑張ってるよ」「さぁ、元気出して!」みたいな励ましは時に無意味なんです。

もちろん、それで元気になれれば、どんどんやった方がいいです。

自分ダメ感がなくならない、同じこと繰り返してるなぁって思ったら、とにかく具体的に見てみてください。

細かくダメなところを見ていくことで、きっと自信の持てる部分がちゃんと出てきます。

なんとなく大丈夫、じゃなくて、「私はこうだから大丈夫」そんなリアリティのある肯定感を手に入れる方法のご紹介でした。

試してみてくださいね。

まとめ・ポイント

やり方を簡単に確認です。

具体的に何がダメなのか見ていきます。

どんなところが?どんな時?何ができない?

とにかく細かく。

大事なのは細かく見ながら、どんなことならできるか、細かいできることがないか探してみることです。

読んでくれた方が、自分を肯定できる理由が見つけられることを応援しています。

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