ありのままの自分を認めて才能を開花させよう。全能感と無力感を手放した世界へ。

才能を発揮する

自分の才能を開花させるために必要なことは自分を磨こうとひたすらできないことを努力したり、無理をして頑張ることではありません。

必要なことはありのままの自分を受け入れていることです。

もともと私たちは個性的で他の誰とも違う気質や個性を持っているのだから、そのまま飾らない自分でいて、できることをしていればそれが才能と呼ばれるようになります。

でも、なかなか自分の才能に出会えないでいる人も多い世の中です。飾らない自分でいられないのは、自分を受け入れることができないのはなんででしょうか。

そうやって、自分の持っている才能を見つけられないのはなぜなのでしょうか。

ここでは飾らない自分でいること、ありのままの自分を認めて、自分の才能と出会うことを阻害するひとつの要因、全能感と無力感について見ていきます。

全能感は自分への否定や人間関係がうまくいかないなど生きずらさにつながることもあり、全能感を手放すことは心地よく生きることにもつながります。

全能感と才能発掘の関係、全能感の仕組みと手放し方をまとめました。

全能感とは

「自分はなんでもできる」という肯定感の元型です。

全能感があるとなんでもできて、なんでも思い通りになる、他人も思う通りに動かせる、自分は他者よりも優れていると感じます。

また、自分を特別な存在だ、完璧な存在だ、特別さゆえに何をしても許されるという感覚を持つことになります。

自分と他人の境界線が曖昧で人間関係に不自由さを感じる傾向もあります。

全能感は自分はなんでもできるという感覚ですが、全能感の逆は無力感です。

全能感を持っている人は自分は何もできない、何もしてはいけないなどの真逆の感覚を持つ可能性も高いです。

全能感を持つ時に感じる「できる自分」と無力感を持つ時に感じる「できない自分」の両極端を行ったり来たりして振り回されてしまいます。

全能感チェック

全能感を持っている人はこんな特徴があります。

  • プライドが高い
  • 挑戦を無意識に避ける、もしくは真剣になれない
  • 失敗が怖い
  • 人や物事をコントロールしようとする
  • 思い通りにいかないとイライラする
  • 善悪判断をして、人を裁いてしまう
  • 自分はどこか特別だという感覚がある
  • 自分には何もできない
  • 自分には価値がない気がする
  • 他人は自分と同じで平凡すぎると思う
  • みんな自分と同じ考え方をする気がする
  • こうすればいいよ、と独善的になってしまう
  • 自分は正しい、自分ができることは他人もできると思う

心当たりがある人は全能感のせいで自分の才能に蓋をしているかもしれません。

全能感は誰もが持っている

全能感は幼い頃は誰もが持っている感覚です。

それは成長するのに必要だからです。

生まれたばかりの頃はひとりでは何一つできません。

実際に何もできないうえに、自分は何一つできないと感じていたら本当に何も身につけられないままになってしまいます。

自分はなんでもできる、人ができていることは自分も当たり前にできるという感覚を持つことで周りからいろんなことを吸収して成長することができるのです。

だから全能感は幼児期に周りから様々なことを吸収して成長するために必要な感覚です。

通常は成長する過程で、自分と他人は違うんだ、現実はいつも自分の思い通りにはいかないと気がつき徐々に全能感を手放していいきます。

でも実際に全能感を手放せないまま成長してしまうケースも多く、全能感からありのままの自分を見ることができず、才能を見つけられなくなってしまいます。

全能感がいけないのではなく、成長過程でうまく手放すことができないと才能が埋もれてしまう原因や生きずらさの原因になります。

全能感が残る生きずらさ

全能感が残っているとなかなか現実をフラットに見ることができません。

  • 実際にはコントロールできない現実や他人をコントロールできる感覚を持っているため現実や他人が思い通りにならなくてフラストレーションを感じる
  • 自分の弱さや嫌悪感を受け入れられず、理想と現実とのギャップに苦しむ
  • 人に認めて欲しい気持ちが強くなる
  • 自分にも他人にも批判的になってしまう
  • 人間関係がスムーズにいかない

などの生きずらさを抱えることになります。

ちなみに全能感を持ったまま大人になった人たちはアダルトチルドレンと呼ばれる人たちの特徴を多く持つ傾向があります。

全能感の仕組み

全能感についてご紹介しましたが、全能感を感じる心の仕組みとはどのようなものでしょうか。

ここからは全能感について理解を深めるために幼児期に全能感を感じるために必要な3つの心の動きについて見ていきます。

分裂(スプリッティング)と否認

分裂とは物事のいい側面と悪い側面を分けて、それぞれ別のものとしてとらえます。

ふたつの性質を持つひとつのものとしてはとらえません。

現実的には自分にはできることもできないことも両方あります。

「できる自分」も「できない自分」もどちらも自分です。

しかし、全能感を持つ人は「できる自分」と「できない自分」を分けてそのふたつは違う存在だと感じます。

さらに「できない自分」をなかったことにします。

これが否認です。

「できない自分」を見ないことにして「できる自分」だけを見ることでなんでもできる気分になれるのです。

これは認めたくない現実、不愉快な体験、欲求を無意識的になかったことにすることで自分を守るための心の動きのひとつです。

全能感を持つ人は自分に関して「「できる自分」と「できない自分」を分けてとらえ(分裂)にしてできない自分」をなかったこと「できる自分」だけを見ます。(否認)

同一視

幼児期に実際には何もできないのになんでもできるような気になるには、自分と相手が同じ感情を持ち、同じことができると感じるからです。

他人との境界線が薄く、自分と他人の区別がつかない状態です。

これを同一視と言います。

「できる他人」を「できる自分」だと感じることで人ができていることはあたかも自分ができるような感覚を持ちます。

幻想なので脆いものではあるのですが、成長するために必要な感覚です。

このように3つの心の動きによって全能感は作られています。

幼い頃の全能感は成長するためだけでなく、安心感を感じるためにも重要です。

お腹が空いて泣けば母親が満たしてくれるように自分の望みはなんでも叶う、なんでも思い通りにできる、自分とお母さんは一体だと感じることは、ここにいていいんだという感覚守られている感覚安心感を感じることにつながります。

これは今後の自分への信頼感にもなります。

全能感の反対は無気力感

幼い頃に全能感を持つ心の仕組みについて見てきました。

全能感の反対は無力感だということが仕組みを理解することでよくわかります。

全能感は「できる自分」と「できない自分」を分けて、「できる自分」にフォーカスします。

フォーカスする部分が「できない自分」になると極端に自分ができないような感じがして無力感を感じます。

全能感と無力感ではフォーカスするところが変わっただけなのです。

無力感を持つ時はこんな感覚になります。

  • 自分には価値がない
  • 自分は悪い存在だ
  • 自分は悪い意味で例外(特別)
  • それゆえに疎外感や迫害される感覚を感じる
  • 自分は平凡すぎる
  • 何もしてはいけない
  • 人に従うしかない

という感覚です。

全能感にも無力感にも共通するのは自分をありのまま見ていないこと、ありのままの自分を認めていないことです。

自分はなんでもできると過大評価すればできない自分を認められなくて、その分自分を大きく見せなければいけなくなるし、自分は何にもできない無力な存在だと思えば投げやりになったり、もっとやらなきゃと変に努力するようになってしまったりします。

これは飾らない自分でいられなくなる大きな要因ですが、結果的にありのままでいることで出会える自分の才能と出会うことは難しくなります。

全能感を手放すには

幼少期に持っていた全能感は成長過程で手放していくものです。

それは現実は全て自分の思い通りにはならない、「できる自分」も「できない自分」どちらの側面も自分なんだと認めて統合していくことです。

自分にはダメなところもあるけどこんなことができると肯定感を持つことです。

では、ここからは全能感や無力感を手放す方法についてです。

全能感を手放すのは怖いことだと知る

「できない自分」を認めることは無力感を感じ、自分の価値がない感覚に陥るかもしれないことなのでとても怖いことです。

だからすぐに変えることはできないし、今日明日で変えなければならないというわけではありません。

成長過程で徐々に手放すことを今やろうとしているのですから、ゆっくり時間をかけて取り組んでいくという心構えが必要です。

手放せなかった理由を知る

全能感を手放せずに大人になってしまうケースに多いのは親の過干渉や過保護です。

全能感を手放すために挫折や失敗が必要です。

なんでも自分の思い通りになると思っていたけどそうじゃないんだ、うまくいかなかった、そんな経験で「できない自分」を見つけながらも自分の力でやってみる、そんなことの繰り返しで、なんでもできるわけじゃないけど自分にはこれができる、と全能感から健全な肯定感に変わっていきます。

親が過保護だったり過干渉だったりすると全能感を手放すための経験が不足してしまいします。

全能感を手放せないことに後ろめたさを感じる必要はありません。

今までの経験不足を補って現実を受け止めていけば自然と手放せます。

全能感を持っている時に気がつく

まずは全能感を感じている時に気がつくことが重要です。

やればできるはずだけど本気を出さない、何もしたくない、失敗したくない時は「できない自分」を見たくない時です。

できないと否定される気がする時は「できない自分」だとダメだと思っている時です。

どちらも「できない自分」を受け入れなくてすむように全能感に頼りがちな状況です。

また、状況や他人をコントロールしようとしている時も全能感が顔を出しています。

コントロールしようとする自覚がない人も多いですが、思い通りにならなくてイライラするのはコントロールしていることの裏返しです。

このような状況になったら「できない自分」「思い通りにできない自分」をみるのが嫌なのかなぁと疑ってみてください。

「できない自分」を受け入れる

全脳幹を感じていることに気がつけたら、つぎは受け入れたくない「できない自分」を受け入れるます。

どんな「できない自分」を受け入れたくないか実感があればこっちのものです。

失敗するのが嫌、きちんとしていないと嫌、バカにされたくない…どんな気持ちがあったでしょうか?

嫌な気持ちを感じつつ、少しフラットにみるように視点を変えてみます。

例えば掃除をちゃんとしないとダメだ、掃除をちゃんとできない自分は見たくない、という気持ちがあったとします。

でも掃除できなかったからといって誰も死にませんよね。

自分ができないせいでどんなことが起きてしまうかってよく考えるとそんなに大ごとでもなかったりします。

また「できない自分」のいいところを見てみるのもオススメです。

仕事ができない自分はダメだと思っていたら、仕事ができない自分は人に頼って仲間のありがたみを知ることができる、という感じです。

「できない自分」に対する嫌悪感や否定感を小さくすると受け入れやすくなります。

インナーチャイルドを癒す

「できない自分」を認められない原因に親子関係があります

全能感をを手放せなくなる要因のひとつに過保護や過干渉がありますが、そのように親子関係がうまくいかないと自分の存在価値が否定されたと感じて、傷ついたり、満たされ想いを持つことになります。

結果、これが心の奥に沈んでインナーチャイルドになります。

このような場合、親に自分を認めてもらうため、もしくは存在価値を感じるためにできる自分」になろうとします。

「できない自分」を認めることは親に認められることを諦めること、存在価値を認められることを諦めることになるので「できない自分」を受け入れることは難しくなります。

インナーチャイルドを癒すことで親子関係で親に認められなかった想いが軽減し「できない自分」を受け入れやすくなります。

まとめ

全能感や無力感の結果、自分をフラットに見れなくなり、自然体の自分でいることは難しくなります。

全能感や無力感を手放すことで、自然体に近ずき、ありのままの自分を認め、自分の才能と出会うことができます。

ちょっと長丁場かもしれませんが「できない自分」も受け入れることって安心感を感じることでもあります。

「できなきゃダメ」から「できなくっても大丈夫」に変わるからです。

そうやって自分に優しくなれると不思議と周りにも優しくなれるものです。

「できない自分」を受け入れるのってちょっと大変かもしれませんが、その先には自然体で才能を生かす、心地いい自分新しい世界が待っています。

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