誰も傷つけないスイーツのつくりかた

誰も傷つけないスイーツは
作り手も、食べた人もやさしい気持ちになれる、日常から小さな平和が始まるスイーツです。
誰も傷つけないスイーツの中では食材の一つひとつの個性が生かし合います。
会社やチームで言うと、いろんな人の良さを生かし合う、という感じでしょうか。
畑の微生物や、森の植物がそれぞれの役割を全うしながら全体が調和するように、植物のエネルギーが生き生きとハーモニーを奏でる世界です。
そのハーモニーのいちばんの決め手は、実は、いい食材でも、いいレシピでもなく、作り手の受け入れる力と否定しない心です。
おいしさの決め手
作り手の受け入れる力と否定しない心は
例えば「もっと甘いと思ったのになぁ」と感じた酸っぱい苺のことを
「この苺の良さはなんだろう?」
「どんな苺だろう?」
と眺める穏やかな眼差しです。
人も
「もっと仕事できると思ったのになぁ」
「こんなのもできないの?」
って言われるよりも
「何が得意かな?」
「どんな人だろう?」
って接してもらうほうが、力を発揮できますよね。
この穏やかな眼差しが植物の個性と力を引き出します。
この眼差しは、自分にそのまま返ってきます。
目の前の存在を大切に思う気持ちに、自分自身もあたたかい気持ちになるからです。
だから、誰も傷つけないスイーツは、単なるヴィーガンスイーツではなくて、作り手にも、食べた人にもやさしさが広がるスイーツです。
その美味しさを「やさしさの周波数の味がする」と表現してくれた方もいました。
ケーキも、人とのつながりもやさしく
誰も傷つけないスイーツをつくるあり方は、いいチーム、穏やかなパートナーシップなど、心地よい人とのつながりもつくります。
その心があれば、相手を責めなくてもよくなるからです。
「何でわかってくれないの?」
「なんでそんなこと言うの?」
「そんな言い方、傷つくよ」
ついイラッとしたとき
相手の一言に傷ついたとき
いつもなら相手を責めたくなる時に
「こういう考え方もあるか」自然と相手を受け入れることができます。
相手のことを諦めて、突き放すんじゃなくて、自分の考えや感じ方も大切にしながら、相手の世界を大切にできます。
ケーキも、人とのつながりもやさしくする、そのあり方はどうやって育てるのでしょうか。
あり方の育てかた
知識が必要だと思う人もいるかもしれません。
「相手は自分とは違う人間だ」
「自分が思ってもみないことを感じているかも」
そう理解していることが、相手を受け入れることを助けてくれることもあります。
練習が必要だと思う人もいるでしょうか。
相手の気持ちと自分の気持ちを同時に大切にしようとすることに
時に痛みを感じながら、あきらめないことは
私たちのつながりをきっと豊かにしてくれます。
それは仕事仲間でも、パートナーでも同じことです。
でも、あり方を育て、支えてくれるのは、深いところでは安心感です。
「私は大切な存在なんだ」
「このままの私で愛される」
その安心感があれば、相手を受け入れようと努力する前に、ごく自然に受け入れることができます。
否定的な見方を変えようと努力しなくても、否定しようとすることの方が難しくなります。
そんな心の状態は綺麗事だと思うでしょうか。
安心感は一筋縄じゃいかない?
日本人は、この安心感を育てられないまま大人になる人も多いので、綺麗事だと感じてもおかしくないと思います。
日本は自己肯定感が低い国だ、なんて調査結果も公表されていますね。
「私は私のままで愛される」
「私は必要な存在で、価値がある」
そんなふうに思う人は、そう多くはないのかもしれません。
だから
・感情の起伏が激しい
・つい、人と比べてしまう
・人が離れていくんじゃないかと不安になる
・相手の顔色が気になる
・些細な相手の言動で深く傷ついてしまう
なんてこともよく起こるのだと思います。
私も、例外なく、そんな気持ちを感じていました。
感情のコントロールができないことに途方に暮れた時期もあるし
パートナーに期待して、うまくいかなくなったこともありました。
誰かのことを責めない自分になりたいのに責めてしまう、相手を受け入れられない自分のことを、子どもっぽいとか、心が狭いとか感じていました。
今ならわかるけど、そう思った時にすべきことは、相手を受け入れる努力や成長ではありませんでした。
自分を安心させてあげることです。
「私は私のままで愛される」
「私は必要な存在で、価値がある」
無条件に信じられる心の状態にしてあげることです。
これって、シンプルなことなのにいちばん難しいんですよね。
実は、自分で自分を安心させてあげることは、スキルフルなことなんです。
心の奥で自分は無価値だと勘違いを起こしているからです。
この勘違いを
「勘違いだったんだ」
「そっか、私は私のままでいいんだ」
ってひっくり返すのは、言いきかすだけじゃ足りないかもしれません。
安心感の育て方
もしかしたら、折り合いをつけていく方が一般的かもしれません。
世の中には、自分の感覚をわかってくれる人、価値観を尊重してくれる人、話を聴くのが上手な人もいます。
そういう人たちと話している時は、
相手が、安心感を作ってくれるから、きっと安心して話せます。
でも、そういう人ばかりでもありませんよね。
いつもはうまくいくパートナーとの間でも、時に不安になって、相手に求めてしまうことがあるかもしれません。
そんな時、自分で安心感が作れたらどうでしょうか。
自分の中に当たり前のように
「私は私のままで愛されている」
「私には価値がある」
そんな感覚が泉のように湧いてくる状態だったら。
きっと、心は穏やかで、人と比べることなく自分に自信を持っていられます。
相手の反応を気にせず、素直に振る舞えるし
相手のことも、自分のことも責めなくてよくなります。
相手をごく自然に受け入れて、相手を大切に思う気持ちが胸にあたたかく広がります。
私は、たくさんの人がこの安心感を手に入れて
お菓子も、人生も調和的なハーモニーで溢れるといいなと思っています。
そして、ひとつの小さなお菓子から
ひとりの作り手の心から
平和が広がっていくことを願っています。
私が学んだ、安心感を育てるのに必要だったことをシェアしたくて、公式ラインアカウントを作りました。
心の奥にある「自分が無価値なんじゃないか」という勘違いを
「私には価値がある」「必要とされていて、愛されている」にひっくり返す仕掛けです。
もし安心感を育てることに興味がある人がいたら、ちょっと覗いてみてください。
ラインでは
知っておきたい心の話と安心感を育てる新しいアイデアをシェアします。
時々、私のお恥ずかしい体験談と共に(笑)
・パートナーに期待してしまう
・相手の顔色が気になる
・感情の起伏が激しい
・人と比べてしまう
・相手を責めてしまう
そんなことがなんで起きるのか、心のメカニズムの解説をしたり
安心感を育てていくアイデアを配信する予定です。
もしかしたら、安心感を育てることが、今度は誰かのことをもっと理解して、サポートする力になるかもしれません。
一人ひとりの中に育んだ安心感は、一緒にいるだけで、誰かをやさしく包み込む力になるからです。
配信は週に1回程度の予定です。
気軽に覗いてくださいね。
公式ラインアカウント
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※レシピ動画の配信は9月になりますので、登録してお待ちください。