「人前で自分らしくいられない」私のコミュニケーションが心地良くなるまで

心地よく人と関わる

どんな風に相手と関わればいいんだろう

どんなふうに振る舞えばいいんだろう

こういう時は、何を言えばいいんだろう

いつも困惑してばかりでした。

人間関係やコミュニケーションは「きっと永遠の課題なんだろうなぁ」と思っていました。

相手が何を考えているかよくわからないし、どうしたらいいのか正解がよくわかりませんでした。

雑談も苦手でした。

そんな私も、自然体で人と関わることができるようになって、今では相手も自分も生かすコミュニケーションも夢じゃないと思えます。

いやー、自分でも「変わったなぁ、、」と思います。

今日は、今まで何を学んで、どう変わってきたのか道のりを振り返ってみます。

自然体でいられない

私の人間関係はこんな感じでした。

  • とっさに人に合わせてしまって本音が言えない
  • 人の顔色が気になる
  • 自分の意見が言えない
  • 相手と違う意見を言うこと=相手を否定することに感じてしまう
  • 否定されるんじゃないかって怖くなってしまう
  • 周りに受け入れられていない気がする
  • 何を話せばいいかわからない
  • 自分の印象をコントロールしたくなる
  • 相手が怒ると「自分が悪いのかな?」と感じやすい

こんな感じでどこか緊張感を感じていました。

相手への印象をコントロールしたいので、話している途中で何喋ってるかわからなくなる、なんて事もよくありました。

自分の本音がどこにあるのかわかりませんでした。

当時の日記を読み返したら「〜すべき」みたいなことがたくさん書いてあって、自分の本当の気持ちなんて書いていなくって、、

日記にすら本音を書くことができてないんです。

まぁ、重症ですね。笑

「なんでそうなるの?」職場でのイライラ

「なんでわかんないの?」

「なんでできないの?」

「もっとこうすればいいじゃん」

職場では、イライラすることが多かったです。

普段そんなに怒ったりするタイプでもないんですけど。

  • ちょっとした指摘にイラッとする
  • 決めつけられるのが嫌い
  • 自分と違う意見やペース感を認められない(今振り返ると自分のやり方が一番正しいって感じでした。お恥ずかしい限りです…)

という感じでしょうか。

マネージャーになって、中間管理職だったときが一番つらくて、相手が言われたら嫌だって予想できる一言をつい言ってしまったり、怒りが態度に滲み出てしまう自分が嫌いでした。

ちなみに職場でイライラして、相手への怒りが滲み出てしまった時も、後から相手がどう思うかずっと気になっていました。

「気になるくらいなら最初から言わなきゃいいのに」って思うんですけど、言うは易し、行うは難しでした。

心地いいコミュニケーションに必要なもの

そんな私も、今では人との関わり方はだいぶ変わったなぁと思います。

人前で自分らしくいられなくて、相手にどう思われるか怖いって感じていたのに、今ではそんな気持ち忘れてしまったのでしょうか…笑

あまり気にならなくなりました。

あんなに職場でイライラしていて、話しにくい・相談しにくい上司だったのに、今では「話しやすい」とか「色々相談できる」とか言われるようになりました。

ヒーラーやカウンセラーなんて絶対できない感じでしたが、今では「向いてるね」「話聴くのが上手」なんて言われます。

自然体でいられるので、雑談が苦手、と悩むこともなくなりました。

今でも雑談が得意にはなっていませんが(笑)「別に、それでいいや」って感じになってます。

私がこれまでに学んだことを振り返ってみました。

誰とでも自然体で関われるようになるエッセンスだと思います。

自分の好きなコミュニケーションを見つける

どんな人とでも仲良くできる自分

空気が読めて人の気持ちがわかる自分

になろうとしていました。

「どんな人とでも仲良くなれるのがいいこと」「誰にでも好かれる方がいい」と育てられたからです。

でも、私が好きなのは「せまく深く」「のんびり、少人数で」

みんなに好かれなくても、深い話ができる人が何人かいたら幸せなんです。

テンポよく会話ができなくたって、相手と分かり合えたらそれでいいです。

好きなコミュニケーションスタイルに気がついて、人と関わることを自分に許しました。

楽に、心地よくなりました。

ダメな自分を諦める

人前で明るく振る舞えない自分、空気が読めない自分、職場でイライラしちゃう自分は隠しておきたかったです。

もっと、違う人になりたかった。

いっそのこと、人前で自分らしくいられない自分も、イライラしちゃう自分も諦めてしまえば楽でした。

自分のことを否定しているのが自然体で振る舞えない原因だったからです。

自分を許す優しさは、相手を受け入れる優しさになりました。

「私も、ダメなところあるんだから、相手もダメなところがあってもいい」

そう思えるようになったからです。

相手は自分と違ってもいい

「相手が自分と違ってもいい、って思えるといいよ」

そんな言葉を言われたことがありました。

別に「違っちゃダメだ」なんて思ってるつもりはなかったんだけど…。

でも、確かに自分と相手は同じ考えを持っているように感じやすかったです。

だから、相手に対して「なんでできないの?」ってイライラしていました。

「自分と同じようにするのが当たり前なのに、何でできないの?」って感じですね。

逆に自分に対して「みんなできるのに、なんで私はできないんだろう?」って思うこともよくありました。

私は相手と違っていい

相手も、自分と違っていい

違ってもいいと思えるようになったことは私のコミュニケーションを自由に、豊かにしました。

自分の話を聴く

人の話って、自分の話を聴いてないと聴けません。

結局、好きなコミュニケーションスタイルがわかったのも、ダメな自分を受け入れられたのも、人との違いが見えるようになったのも、全部、自分の話を聴いたからでした。

自分の声を聴くことが、コミュニケーションの質を変える要だと確信しています。

相手との距離を調整する

心の距離感について学び始めたことは、私の人間関係をガラリと変えました。

心の距離感って聞いたことあるでしょうか。

距離感がちゃんと取れた時に、色々な変化が起こりました。

  • 人と話す時の不安や緊張感が軽減
  • 決めつけられても気にならない
  • 相手から受け入れられないんじゃないかという不安の軽減
  • 「何でわかんないの?」などイライラの軽減

など、、。

いい塩梅でコミュニケーションって、いい塩梅の距離感で決まるんだなって思いました。

そうそう、今まで相手に受け入れられないのが怖くて、あえて無関心を装うなんてこともありました。

わざと距離を遠くにしていたんです。

傷つきたくなくて。

それも適正化されると、相手に対する妙な壁がなくなった感じがしました。

伝え方を学んだ

「だからってそんな言い方ないでしょ」

「わかってるけど、そんなこと言われたって!」

「できたらやってますよ!」

私もそう思うことはたくさんあったように、なんでも伝え方次第で、相手が受け取りやすいタイミングと受け取りやすい言葉があるんだと思います。

私は「自分の思っていることをどう正確に表現するか」を大切にずっと生きてきました。

で、それをそのまま相手に伝えれば、それでちゃんと伝わると思っていました。

自分にとっての正確さが大事だったんですよね。

でも、人に伝えたい、わかってほしいと思ったら、多少言葉が間違っている気がしたとしても、相手の言葉で、相手の様子を見て伝える方が伝わる気がします。

なんか、人との関係性において「正しいことはいつも正しいとは限らないんだなぁ…」なんて思いました。

失敗しても、やり直せる

私、人間関係が苦手なのにシェアハウスに住むことが多かったんです。笑

表向きは仲良いし、トラブルもないんですが、あんまり相手と親密になりすぎないようにすることが多くて、興味のないふりをしていました。

興味ないっていうか「細かいことはいいや」って感じで諦めていました。

器の広い人になっておく、みたいな感じですかね。

色んなことが気にならない、大雑把な人でいれば、文句も言わなくていいし、争い事が起きなくて楽だと思ったんです。

でも、ちょっとしたきっかけがあって、自分の思っていることを伝えたことがありました。

生活の中で嫌なこととか、もっとこうしたいとか、そういうのです。

最初は上手に伝えられなくて怒りだけが伝わってしまうこともありました。

怒りって関係性を壊す感情だから、怒りが相手に伝わったらもうその関係性って終わりだと思っていました。

でも、話すうちに、お互いに理解が深まったことがありました。

相手も私のことがわかっていなかったし、私も相手のことがわかっていなかったんです。

そのとき、人間関係って、失敗してもやり直せるんだって学びました。

今は、つい感情的なことを言ってしまったり、言い方を間違えて一回で伝わらなかったとしても大丈夫、ちゃんとやり直せるって思っています。

この安心感で、人間関係が楽になったなぁと思います。

おわりに

コミュニケーションはずっと人生の大きなテーマで、苦手意識はずっと変わらない気がしていました。

でも、続けてきて、最近は「コミュニケーションとは何か」その定義が私の中で大きく変わったと実感しています。

それは、自分の気持ちを聴くことができるようになったことがターニングポイントでした。

自分を大切にすれば、相手の大切にできる

「よく聞くけど、本当かなぁ」って思っていたことは本当でした。

あんなに苦手で仕方なかったコミュニケーションは、仲良くなりたい人との架け橋になってくれるもの、私の世界を広げてくれるもの、大切な人に大切だと伝えるためのツールになりました。

また、日々の生活の中で取り組んだことをコラムにしようと思います。

今日はざっくり総集編。

読んでくださってありがとうございました。

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