「自分だけの才能」を見つけるための特効薬 心の癒し

自分の道を見つける

才能を生かした人生に憧れつつも、自分だけの才能をどうやって見つけるのかわからないと感じている人も多い社会ではないでしょうか。

やりたいことが見つからないのは現代病かもしれません。

才能を見つけるための特効薬「心の癒し」について書きます。

そもそも才能ってなに?

才能は他者との差異で自然と生まれる

才能ってどんなイメージがありますか?

もしかしたら「ものすごいこと」だと感じるのかもしれません。

才能は人と比べて優れている部分のことを言うからです。

でも、考えてみてください。私たちはロボットじゃないのだから同じになることの方が難しいのです。感じ方、考え方、やり方、全部が違う一人の人間です。

その違いを認めれば、そこに他の人にはない特徴が見えてくるのは自然なことで、それが積み重なって何らかの能力になることは難しいことではないのです。

才能を見つけることが難しくなる理由の1つに才能を美化することあります。才能はものすごいことではありません。

限られたごく一部の人が持っているものでもなく、誰もが持っている他者との差異のなかに当たり前にあるものです。

才能は育てるもの

才能は育てていくものです。

才能の種は一見、才能には見えないというか、役に立たなさそうにも見えます。

たとえば「ケーキのことばかり考えてしまう」人は「ケーキのことばかり考える」ことができる人で、それが才能の種です。

その人がいろんなケーキを食べる経験を積んで、ケーキの知識や上手な説明のスキルを身に付けたらケーキのことならなんでも知っている人として頼りにされます。

知識やスキルを後から身につけて、才能は才能らしく見えるようになります。

ここでいう才能を育てるとは、「ケーキのことばかり考えてしまう」種を

・続けて経験を積むこと

・知識やスキルを身につけて、次の段階に持っていくこと

です。

才能の見つけ方

じゃあそんな才能を見つけるためにはどうしたらいいのかということを書いてみようと思います。才能の種の見つけ方と育て方についてです。

ありのままの自分でいることから全てが始まる

才能は他者との差異の中に自然に生まれるものなので、差異が見つかる状態でいることが必須です。差異がある状態とは「ありのままの自分を認めている」状態です。

「こんな人が優秀だ」と思ったり「あらねばならない自分像」があったりしませんか?

こんなイメージには学校教育や親が見てきた社会の影響が隠れています。その影響で思い浮かぶ優秀な人は似通っているのが一般的です。

そうすると、みんなが同じような理想を無意識に選ぶことになるので差異はどんどん見えなくなっていきます。

これでは才能の種は見つかりません。

本来は感じ方も考え方も少しずつ違うのだから、そのままでいればいいということです。

自分を知る

当たり前のことを言うようでなんですが、自分を知ることも才能を見つける上で必須です。

それは道具で考えると考えやすいかもしれません。

例えばゴムベラやお玉です。ゴムベラはさっくり混ぜるのが、お玉はすくうのがそれぞれに優れた能力です。

ゴムベラが自分はお玉だと思ってスープをすくってもうまくいかないし、お玉が自分はゴムベラだと思ってケーキの生地をさっくり混ぜようと思ってもうまくいかないのです。

自分はどんな人なのかをまず知ることが重要です。

それはどんな特徴があって、どんなことが好きなのか、自然にしてしまうことは何かなどです。

それが才能の種です。

才能の種 チェックリスト

才能の種になり得ることはこんなことです

  • 気がつくと話していること
  • 気がつくと考えていること
  • よくやっていること
  • 「こうすればいいのになぁ」と思うこと
  • 時間をかけていること
  • お金をかけていること
  • 無理なく続けられること
  • 楽だと感じること
  • 思わずやってしまうこと

何かありそうですか?すごいものでなくても全く構いません。

才能の育て方

育てるというのは、一言で言うと続けていくことです。

それによって、能力自体が伸びたり、別のスキルと組み合わさったりすることを指しています。

先ほどの「ケーキのことばかり考えてしまう」だと以前は食べるだけだったけど、今は作る側の視点も持っている、とか知っているケーキの種類が増えた、また、文章書くスキルと合わさって情報発信できるようになるなどがこれに当たります。

育てるにあたって、重要なポイントを見ていきます。

「基本のき」やりたいことをする

育てるとはとにかく続けることです。

だから自然と続けられること、気がついたら続けていた、みたいなことが理想です。そうなるとやっぱりやりたいことをやる、というのが基本です。

種を見つけて育てる、というより育った才能を見つけてあげた時に続けていたことに気がつくという感じです。

なんとなくやってしまうこと、自然と考えてることをそのままに自由にやります。

そうすると経験が無理なく積み重なっていきます。ある程度積み上がってきて社会と関わった時、それは才能になります。だれかが喜んでくれると、才能として認識されるからです。

すぐに形にしなくていい

そうやって続けて育てるためには、待つことが必要です。

説明したり、すぐに形にしたりすることが優先されてしまうのかもしれませんが、説明できなくても、形になっていなくても大丈夫です。

種の段階でかっこよく言葉にして説明することは「自然にやりたい」という気持ちを阻害します。言葉は自然に出てくるまで待ってみてください。

やりたい気持ちすら説明できる必要はありません。よくわかんないけどやっていて、なんか気になることが才能の種です。

才能を見つけるための特効薬「心の癒し」

才能が見つからない理由

なんか気になること、やりたいことを続けて、社会と関わってみることができれば自分だけの才能は自然と見つかります。

見つからないのは、基本のきである「やりたいこと」がわからない状態であること、ありのまま自分では認められない感覚があることが大きな要因です。

つまり、才能の種を見つけたり、育てることが難しい条件が揃っているのです。

現代の病「やらなきゃ病」

要因には「やらなきゃ病」があります。

現代人の多くはなにかをやらなきゃ認められないという感覚を持つ傾向にあります。私はこれを勝手に「やらなきゃ病」と呼んでいます。

「やらなきゃ病」の原因

「やらなきゃ病」の原因は自分の存在価値を感じられないことにあります。

実は自己価値には2種類あり、その人の存在そのものの価値とその人が何か行動した時に生じる価値があります。beingとdoingと言われることもあります。

学校のテストやリレーで評価されるのは存在そのものの価値(being)ではなく、行動した時の価値(doing)です。

後者ばかりにフォーカスが当たっていると、何か行動して基準をクリアした時は価値があるけど、自分の存在そのものに価値があるわけではない、という感覚になってしまいます。

例えばテストでいい点とったら価値があるけど、何もしない自分には価値がない、といった具合です。

これには親子関係の影響も考えられます。親とのコミュニケーションの中で過干渉があると、自分の感覚を親の価値観で潰されるような状況を味わうため、自分はダメだ、何かしなきゃ認められないと自分への無価値感をと感じることになります。

「やらなきゃ病」への特効薬

やらなきゃ病への特効薬は心の癒しです。それは「自分には価値がない」という思い込みのもとになっているトラウマ(バーストラウマ・インナーチャイルド)を癒すことです。

トラウマを癒すと自分で自分の価値を感じるようになります。そうすると自然とありのままでリラックスして入られます。

「自分はありのままでいい」という感覚があれば、才能の種も自然と育てられることでしょう。

まとめ

「あらねばならない自分」でいる限り才能は見つかりません。

「あらねばならない自分」「人が認めるすごい人」でいようとすることは才能を見つけることとは真逆のことです。

才能を見つけるということは、等身大のなんでもない自分でいて、それでできることを見つけるということです。

それってなんかつまらないように感じるかもしれませんが、つまらなくていいと諦めた先に自分だからこそできることがあるのかもしれません。

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