とっさに人に合わせてしまう「人前で自分らしくいる」ための考え方

人間関係
  • 人前で自分らしくいられない
  • 人といると自分の意見がよくわからなくなる
  • 相手と同じように感じないといけない気がする
  • 自分の考えてることってよくわからない
  • 本当は意見をはっきり持ちたいのに…

そんなふうに思っている人は自分と他人との境界線がはっきりししないのかもしれません。

自分と他人の境界線がはっきりしないと自分の感じていることや意見がはっきり分からなくて、なんとなく相手に合わせるようになってしまいます。

また、相手が正しいという前提自分が相手に合わせるという反応パターンを持っている可能性もあります。

ここでは他人との境界線をはっきりさせて人前で自分らしくいられるようになるために有効な考え方無意識のパターン原因と対処法をご紹介します。

無意識に相手は正しいと思ってない?

もしかして、こんな感覚ありませんか?

  • 自分の意見に価値がないような感覚
  • 相手と違う意見を言うと否定されそうな怖さ
  • 相手に合わせなければいけないような感覚
  • 自分の意見を言うことは相手を否定することになる気がする
  • 相手の意見がいつも正しい気がする

親子関係の中で意見を押し付けられたり、よく分からないまま怒られたり、幼少期に自分の感覚や意見が尊重されていないと感じる経験がこんな感覚を持たせることがあります。

また親の持っているルールがや意見がコロコロ変わると違う意見を目の前にした時に怖さを感じる傾向もあります。

子どもにとっては正しいことになります。

親がこれが正しいと主張しなくても親の価値観主張は些細なことでも子どもにとって正しいのです。

親が言っていることを正しいと思って真似する子どもってよくいますよね。

親が正しい世界から抜け出して自分の価値観を構築していくのが反抗期です。

この時にうまく自分の価値観が作れないと自分の意見がよくわからなくなって、親に合わせる反応パターンを引きずったまま大人になってしまう可能性があります。

そのパターンを引きずって、大人になっても相手が正しくて、自分がそれに合わせるということを繰り返してしまいます。

でも本当は正しいことなんて何もないのです。

自分の感じたことが自分にとっての真実です。

原因は親子での非言語コミュニケーション?

言わなければ相手には伝わらないと頭では分かりつつも、なんとなく伝わってくる雰囲気でコミュニケーションをとることも多いものだと思います。

親子関係の中で非言語でやり取りすることが多いからです。

特に親が子どもに対して言葉で自分の気持ちを伝えようとせずに態度で示すことが多いと、子どもは顔色を見る空気を読むなど非言語のコミュニケーションを身につけ、大人になってもその方法で人と関わります。

親の中に「こうしたほうがいい」「こうしてほしい」「こうあるべき」など意図があり、それを態度で示すことは実際にはよくあることかもしれません。

子どもが親の「こうあるべき」という理想からはみ出した時に、怒っている雰囲気をかもし出したり、不機嫌になったりすることです。

このように非言語でなにかを伝えることによって相手を自分の期待通りに動かそうとすることはコントロールにあたります。

コントロールされて育った子どもは大人になっても相手に合わせて自分の行動や意見を変える傾向をもち、コントロールされるという立ち位置から抜けづらくなります。

これがとっさに相手に合わせてしまう無意識の反応パターンになります。

対策はいったんその場を離れてから考えること

反応的に合わせていると自分が何を感じているかがその時に分からなくて、後で「こんな風に言っておけばよかった」「思ったことが言えなかった」「本当はこうしたかったのに」なんてことになってしまいます。

相手にとっさに合わせてしまうパターンを自覚している人は、保留できることはいったん保留にさせてもらって、考える時間をもらうといいです。

無意識に合わせていることを避け、意識的に自分と話し合う時間を持つためです。

もし、返事をしなければならないことがある場合は「予定を確認してからお返事していい?」「今すぐ分からないからちょっと時間もらっていい?」「少し考えさせて」など言葉を用意しておくとスムーズに対応できます。

特に発言する必要がない場合は相手の意見に同調せず、自分はどう思うかな、と意識を向けておきます。

その場を離れた時にゆっくり自分の意見を構築してみてください。

相手のことを気にせず、自分の意見を形にできる度合いが上がると思います。

その場で結論を出す必要はありません。

とにかくゆっくり自分と相談です。

曖昧な境界線を明確にするポイントは「主語」

周りの言っていることが正しいと感じる、もしくは正しさを押し付けられる感覚があるときに、自分と相手の境界線が曖昧になっている可能性があります。

そこから抜ける方法主語をつけることです。

相手の言っていることに主語をつけて考えると相手の考えだということがはっきりします。

まず誰の意見なのかをはっきりさせてみてください。

相手の言っていることがこの世界の正しいことではなく、ひとつの意見であることをしっかり認識しましょう。

そして、すぐに自分の意見が分からなかったとしても、自分の意見を存在させるスペースを確保しておきます。

「普通はこういうのがあたりまえだよねー」なんて言い方されたとしてもそう言った人は、それがあたりまえだと思っているというだけのことです。

人の数だけあたりまえのこと、普通のことがあります。

その似通ったものが集まってなんとなく社会の中での普通だと認識されやすくなっているということです。

自分が主語のこと=自分が決める

主語になった人には主語に続く文章の決定権があります。

「私は」ではじまる文章は、後に続く言葉を「私」だけが決めることができることです。

例えばお腹の空いているAさんがいるとします。

Aさんが「私はお腹が空いた」と言うとお腹が空いているかいないかはAさんの決めることで周りの人が決めることではありません。

ここでBさんが「さっきご飯食べたばっかりだから勘違いだよ!」などというのは本当にお腹が空いたAさんにとっては採用する必要のない意見です。

主語の後には楽しい、悲しい、腹がたつなどの感じていることや意見が続きますが、それを決めるのは主語になった人だけです。

感じていることや意見は自分だけに決定権があります。

他の人には決定権はありませんから何を言われても変更する必要はありません。

相手が主語のこと=相手が決める

それでもあれこれ言ってくる人っているかもしれません。

でも、あれこれ言うのも相手の自由です。

Bさんの「さっきご飯食べたばっかりだから勘違いだよ!」と言うのは主語をつけると「私(Bさん)はAさんがお腹が空いているのは勘違いだと思っている」ということになります。

Bさんがお腹が空いたと言っているAさんを見て、勘違いなんじゃないかと感じたわけです。

こう感じること自体は発言したBさんの自由だし、Bさんが決められることです。

言わないと分からないという性質

主語になった人は、主語に続く感覚を言葉にして相手に渡さなければ相手に理解されることはありません。

つまり、自分の考えていること、してほしいことなどは言わなければ伝わらないし、逆に相手が言葉にしていなければ相手の感じていることを理解することはできません。

直接会ってコミュニケーションをとっていると相手の表情声のトーン雰囲気で色んなことを判断したり、逆に態度で気持ちを伝えようとしてしまうことってありませんか?

何も言われていないけど「怒ってるのかな?」「何かしちゃったかな…」と心配になったり、「本当はこうしてほしいのに!」と言う要望や相手にわかってもらえない感情を態度で示したりしていませんか?

非言語でキャッチするもの、キャッチしてほしいと伝えようとするものって言葉よりも正確に伝わるかが不確実なものです。

形がない分、受け取った相手の印象に左右されやすいからです。

だから相手が何を感じてどう思っているかを推し量ってそこに合わせるのは労力の無駄になってしまうことがあります。

相手が何を感じているかは相手にしか分からないことで、周りから見た印象とは違う可能性があるからです。

自分のことも言葉にしないで伝えようとするのは言葉で伝えるのに比べてエネルギーが必要ということになります。

「主語をつける」を実践しよう

一緒にご飯を食べていて飲み物がなくなった人が新しいものを注文したいかもしれないなーと思ってメニューを渡す、というシーンはよく見かけます。

このシーンに主語をつけて考えてみます。

私をつけて作れる文章はどんなものがあるでしょうか。

「私は相手のグラスが空になったのに気がついた」

「私は空のグラスなら何か飲み物を頼みたいかもしれないと考えた」

という感じです。

次に相手を主語にして作れる文章を考えてみます。

ここで思い出してください。

相手が主語になった時、その後に続くことは相手しか分からないことなのです。

だから相手がもう一杯飲みたいのか、もう今日はいらないのか、とりあえずメニューを見たいのか、料理がきたら頼もうと思っていて頼むものはもう決まっているのか…相手しかわからないのです。

質問してみよう

相手はどうしたいか分からない場合は相手に尋ねるしかないです。

その時の「何か頼みますか?」には「(私は空のグラスに気がついて、何か追加したいかもしれないなと思ったけど、あなたは)何か頼みますか?」という言葉が隠れています。

相手が主語になっている文章の続きは他人には分からないことだから質問してしまいましょう。

まとめ

とっさに合わせてしまうには幼い頃からの親のコントロールが影響しています。

反応的な自分に気がついたらまずは主語をつけて、どこが自分に決められる範囲でどこが相手が決める範囲なのか境界線をはっきりさせます。

自分の決められる範囲内のことはゆっくり考える時間を持つことができれば反応的に合わせてしまうことを回避することができます。

逆に相手の決める範囲については尊重して、知りたい時は質問するようにしてみてください。

自分に決定権がある範囲と相手に決定権のある範囲を繰り返し確認していくことで非言語コミュニケーションから言語コミュニケーションに移行することができます。

言葉でのコミュニケーションを優先することは相手へ無意識に合わせてしまうパターンを止める1つの方法です。

 

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