やりたいことを見つけるために捨てるべき5つのこと

この人生でやりたいこと、ありますか?
やりたいことは心の奥底にあって、本当はみんな知っています。
それは心の奥の方にあるので、海でいうと海底にあるイメージです。
でも海の水にいらないものがたまっていたり、波を揺らすような刺激が多いと海底って見えなくなってしまいますよね。
「なんのために生まれてきたんだろう」「やりたいことってなんだろう」って思うときは海の水に不純物がたまっているときや波を作る刺激が多いということです。
ここでは海の水を綺麗にする、刺激を少なくするために捨てるべきものを5つご紹介します。
いらないものを捨てて、心も頭もスッキリ!
自然体でやりたいことを自らの手につかみましょう。
不純物の代表!?親子関係で受けた影響
そもそも、やりたいことがわからなくなる原因は親子関係にあります。
海の水にある不純物の代表は親の影響によるものです。
性格をはじめ、本当に様々な影響を親から受けています。
怒ってばかりの親だとビクビクして人目を気にするようになったり、「早くしなさい」と言われることが多いと早くすることが最優先事項に感じたりという感じです。
または正しいと思うこと、常識、マナー、仕事観、優しいとはどういうことかなどの言葉の定義…それは多岐に渡ります。
まずは親から受けた影響で、本来の自分とは違うものに気がついて、手放していくことが重要です。
それが心の海の水の不純物や刺激を取り除くことです。
本来の自分とは違う考え方や感覚を手放して行くことで、海底にある本来の自分を見つけることができます。
そして、本来の自分がもともと知っている「本当にやりたいこと」「好きなこと」をつかむことができるのです。
それでは早速、親子関係から影響を受けている可能性の高いものを見ていきましょう!
①理想とする人生や生活
- 理想の生き方
- 理想の在り方
- 理想的な人との接し方や関係性
例えば、安定した職について、家族や友人とたわいない話で暖かい時間を楽しむ人生、好きが仕事になる人生、一つのことを極めてどこでも食べていける人生、色々あると思います。
こんな風になりたい、これがいいと思っているものって親の影響かもしれません。
気がつかないうちに親がいいと思っていることを自分もいいと思っている可能性があります。
目指しているところ、本当に目指したいところでしょうか?
目指したい理想の人生やよしとする世界観があると、制限された選択肢の中から選ぶようになることが問題です。
それは選択肢が制限されるということは人生が制限されることを意味するからです。
もし、今考える選択肢以外のところに自分の本当に望む人生があったとしたら、知らないうちに親のよしとした世界観や理想を再現し続けることで自分の手に入れたい世界をつかむことはなくなってしまいます。
例えば本当は得意なことを一つのことを極めてその道のスペシャリストになりたいのに、バランスよくいろんなことができるのがいいという親の理想を持つことでスペシャリストとして生きることから遠くなってしまうといった感じです。もちろん、その逆もあります。
「こんな風に生きて生きたい」と思う理想があるときは、親がよしとしていた世界観を受け継いでいる可能性があるので、その世界観の外にある選択肢もあえて選択肢として並べて物事を選択するようにするとだんだんフラットになっていきます。
具体的な職業でいうと職人や自営業が理想だけど、会社員も並べてみてみるという具合です。
2つや3つの中から選ぶより100の中から選んだ方が自由度と納得度が高い選択ができます。
②仕事観
働くこと、仕事ってどういうものだと思っていますか?
働くこと、仕事に関する印象は親の影響を色濃く受けます。
例えば親が生活のために辛く苦しいことを我慢して働く、本当は家にいたいのに働きに出る、などの状況だと働くのは生活のためにしなければならないことで、仕方なくすることというイメージになってしまいます。
大人になると仕事をする時間ってとても長くなります。
自発的にやりたいことをやってそれが仕事になったら大部分を充実した幸せな時間として過ごせると思いませんか?
子どもの頃遊んでいたような感覚で好きなことを楽しくやって、自然とスキルアップして、周りに喜んでもらう、そんな生き方です。
親がどんな風に働いていたか、仕事とはどんなものだと思っているように見えたか見直してみるといいヒントが見つかるかもしれません。
「ちゃんとやらなきゃいけない」「働かないといけない」など「〜ねばならない」を発見したら要注意です。
自分の中にも似たようなものがあるかどうか観察してみてください。
見つけられたら本当にそうかな?と疑う意識を向けておくとゆるんでくる可能性があります。
③人としてすべきこと
人としてすべきことって最低限あると思いますか?
もしあるとしたらどんなことでしょうか?
「人に迷惑かけちゃいけない」なんていうのはよくあるものかもしれません。
でも国によっては「人に迷惑かけてもいい。でも人に迷惑かけられたときは助けよう。」なんていうのもあるみたいです。だいぶ違いますね。
親は子どもを思う気持ちで「人に迷惑かけちゃダメだよ」とか「人に気を使えるようになりなさい」なんていうかもしれません。そういう人になれば周りとうまくやっていける、幸せになれると思っているからです。
でも実際はそういうこと言われると子どもは「こうしなきゃいけないんだ」と我慢したり、自分を抑えたりします。
そうすると「今のままの自分じゃダメなんだ」と否定感がたまったり、周りに気を使える人間にならなければと「あらねばならない自分」になろうとすることで本来の自分を見失っていくことになります。
やりたいことや自分のことがわからなくなる要因です。
いっそ、親から教えてもらった「人としてすべきこと」は捨ててしまいましょう。
まず、どんなものがあるか見つけてみてください。
やらなくてもいいことをして「こうあらねばならない自分」を生きているかもしれません。
もし見つけたらあえて逆の行動をとってみるのもオススメです。
④未消化の感情
感情って聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか?
よくわからないもの、という感覚の人も多いかもしれません。
意識しないと普段はそんなに手づかみ感のあるものでもないかもしれないです。
感情というのはメッセンジャーです。
心の奥にある本当にやりたいこと、癒されたい傷を運んできてくれます。
海で言うと海水の部分です。
感情の性質はとてもシンプルで、感じると抜けていき、感じないでいるとたまっていきます。
感じないようにしてたまった感情はメッセンジャーの働きを奪うように海底に固着して、どんどん無感覚、無感動になっていきます。
その割に時折反応してイライラがコントロールできなくなることもあります。
たまった感情をクリアにするとやりたいことや小さな本音がはっきりしてきます。
感情がメッセンジャーとしての機能を取り戻すからです。
どこか重たい気持ちもだんだん軽くなってきます。
たまった感情をクリアにするにはシンプルに感じることです。
「今ちょっと嫌だったなぁ」
「悲しい気分」
日常生活の中で感情の動きがあった時に見逃さないでそのまま受け止めること、昔感じた嫌なことを思い出した時もそのまま受けてめることが重要です。
小さな子供が泣いたあとケロッとしているように、感情がクリアになるとさっぱりした気分になります。
⑤自分への否定感
嫌に言われたことを嫌々やること、小さい頃の傷付いた経験はもちろん自分への否定感になりますが、大人になってから「やらなきゃ」「こうあらねば」で動くこともとても否定感のたまることです。
自分の本音や反応を無視して、無視された自分が傷つくからです。
自分への否定感って気がつかないうちに少しずつ少しずつたまっていきます。
- やりたくないことをする=本音を無視する
- やらなきゃいけないことをやる中で都合の悪い反応は無視される
- あらねばならない自分と合わないネガティブな反応も無視されがち
など、自分の本当の声をないがしろにすることで否定感がたまります。
逆に本音に耳を傾けたり、自分の反応を見たりすることで肯定感が蓄積されます。
それは、誰かに対してイラっとしたり、わがままなことや理不尽なことを感じていたりしてもこんな風に思うんだなぁって興味を持って自分のことを見てみるということです。
案外、性格悪いなぁなんて思うかもしれません。
でも、そんな自分を見て、受け止めるだけで、このまんまでいいんだという肯定感が蓄積していきます。
まとめ
いらないものを捨てていくと、見えてこなかった本来の自分が見えてきます。
この本来の自分は今まで不純物があるせいで見えなかったものです。
だから昔のまま時間が止まっています。
いらないものを捨てたら、あとは見つけた本来の自分の時間をもう一度動かして、自分のことを育てていくだけです。
「やらなきゃ」「こうあらねば」は一旦置いておいて「やってみたい」「なんか興味ある」を大切にしていくということです。
親の影響や囚われから自由になった環境で、のびのびと本来の自分を育ててみてください。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。