夢中になれるものがない「これだ!」と思える答えの見つけ方

興味のあることは色々あるけど
「どれも夢中になれない」
「なんか違うんだよなぁ」
「そこまでじゃないんだよね」
って思ってしまう。
「これだ!」って思えない
そんなふうにずっと感じてきました。
色々試すうちにパターン化、観念化しちゃって「これ、本当に興味あるんだっけ?」なんて感じてしまうこともありました。笑
「何かに夢中になって、好きなことがある人っていいなぁ」って、ずっと羨ましくて、好きが仕事になっている人がいたら、それはそれは、眩しく見えたものです。
そんな私も今、好きなことに囲まれた生活をしています。
自分の答えを見つけた気持ちです。
逆に「やりたいことやってて、羨ましい」なんて言われることもあるのです。
ここでは「これだ」って思える答えを見つけるためにどうしたらいいのかをご紹介しようと思います。
この記事の目次
夢中になれることがない理由
まず、夢中になれることが見つけられない理由から。主な理由は4つです。
1.外に求めているから
料理、スポーツ、音楽、映画…夢中になる対象は外側にあります。
だから夢中になれる対象は外に探しに行きがちなものだと思います。
私は「やりたいことが見つからない」と旅に出て、暮らすように旅するノマド生活してました。アメリカから始まり、日本を転々として、「こうやっていろんな場所に行けば、どこかに自分が夢中になれることが存在するんじゃないか」と思っていました。
まさに外に答えを探しに行っていたわけです。
旅すること、料理すること、お菓子を作ること、自然の中にいくこと、畑、染め物、アート、いろんなものに触れました。
でも何をやっても「なんか違うんだよなぁ」って感じていました。普通に好きなんだけど、夢中になれなかったんです。
夢中になる気持ちは自分の内側にあります。ワクワクしたり、楽しく感じたり、その感覚のことです。だからその感覚を自らの内に見つける必要があります。
同じお菓子が好きなパティシエでも、詳しく聞けば、自分が食べるのが好きな人、食材に触れるのが好きな人、誰かが喜んでくれるのが嬉しい人、作る過程が楽しい人、本当に様々です。みんなお菓子に夢中になっているように見えて、実は夢中になっているツボは全然違うものなんですね。
そのツボって、人にはわからないくらいマニアックだったり、細かいことだったりするんですよ。
だから既存のものの中にしっくりくるものがないのはある意味当たり前で、それをいくら並べても「これは違う」「あれも違う」と見つからないのは、仕方のないことです。
夢中になることを見つけると言うのは、些細な感覚に耳を傾け、その声を頼りに自分の興味のツボ、オリジナリティを見つけるということでもあるんです。
2.無意識にリミットがあるから
人間は無意識に自分に制限をかけているものです。
それゆえ、夢中になることに出会えなかったり、見つけられないことがあります。
一般常識や思い込み、観念と言われるものです。
例えば、「始めたことは最後までやるべきだ」「1つのことを極めるのがいいこと」とかでしょうか。
こういった思い込みがあると「ちゃんと続くかなぁ」「続かなかったらどうしよう」と挑戦するハードルが上がるので新しいことを始めづらかったりします。
始めたとしても頑張らなきゃいけないので「いまいちのめり込めない」とやめてしまうこともあります。
他にも「自分には運動は向いてない」とか「音楽はできない」「ファッションは興味ない」とかそんな思い込みもあります。
自分を制限することで、答えを見つける可能性を逃しているのかもしれません。
3.理想が高いから
夢中になるってどんなイメージですか?
「もうそれ以外目に入らない!」そんな状態の印象を持っている人も多いかもしれません。
実は、そのイメージは間違っているかもしれません。
夢中になっているように見える本人は「これに夢中!」という認識すらないこともあります。
夢中になっている状態の理想が高すぎて、夢中になることが見つけられないこともあります。
本当は夢中だといってもいいし、好きだと言ってもいいのに「これだと夢中とは言わない」「これだと好きなうちに入らない」なんて感じてしまうのです。
4.ノイズが多いから
「夢中になれるものを見つけられる」=「夢中になっているときの感情や感覚が心の奥から聞こえる」ということです。
夢中になれるものがない人は、それが聞こえていないだけかもしれません。
その原因の多くは、ネガティブな感情や感覚のボリュームが大きくなっているからです。
例えば、日々のつまらない感覚、つかみどころのない不安、些細なことで感じるイライラ、など一見大したことのない感情や感覚です。
実は私も「これだ」って思う自分の答えを見つけたとき「なんだこんなに近くにあったのか」と拍子抜けしてしまいました。
ネガティブな感覚がノイズになり、夢中になっているときの内側の感情や感覚がうまく聞こえていなかったんです。
ノイズになるネガティブな感覚を生み出すのはトラウマ(バーストラウマやインナーチャイルド)と言われています。
2.無意識にリミットがあるからや3.理想が高いからの根本原因にもなっているものです。私はこれが夢中になれることが見つからない根本原因なのではないかと思っています。
トラウマはそう深刻なものではなく、誰でも持っているものなので「夢中になれるものが見つからない」と感じる人で、よくある自己分析はピンとこない、という人は取り扱ってみることをおすすめします。
夢中になれるものの見つけ方
さて、原因をご紹介したところで、夢中になれることはどうやって見つけるのか書いていこうと思います。
方法1 感覚を大切にする
まずは自分に素直になることです。
夢中になる時の感情や感覚を見つけるのが大切ですから、外に探しに行かずに、内に探しに行きましょう。
普段から目の前のことに対して、どんなふうに感じるかを大切にしてみてください。日々の食事に対して感じていることでもいいし、家具や人間関係、仕事でもなんでもいいです。
それがポジティブなことでもいいし、ネガティブなものでも構わないです。
自分に素直になることは夢中になることを見つけるためのコンパスを手に入れることです。
方法2 とりあえずやってみる
素直な感覚でいることが増えてきたら、やってみたいことや興味関心を意識してみてください。
その興味関心に従って、できることをやってみてください。
あまりいっぺんにやろうとせず、ちょっと調べてみる、ちょっと人に聞いてみる、ちょっとだけ行ってみる、などちょっとだけやることがポイントです。
感覚をモニタリングできるスピード感が大切だからです。
方法3 自分と向き合う
やってみてどう感じたでしょうか?
楽しいと感じたでしょうか?
あんまり面白くなかったですか?
素直に振り返ってみてください。
あんまり面白くなかった、楽しくなかった、という感想もとても重要です。好きなことや夢中になれることが見つかるためには嫌なことがはっきりしているのは重要だからです。
同じように分からないというのも大切な感想です。
わからない状態を自分に許すことは、いつかわかる答えにオープンでいることです。
それは、答えを受け取る準備になります。
方法4 邪魔しているものをクリアにする
繰り返していくうちになんとなく傾向がつかめてきたり、もっとやってみたいことが見つかっていきます。
積み重ねていくことで、自分のことがよくわかったり、夢中になれることや好きなことが立体的に実感を持てるようになってくると思います。
「なんかうまくいかないなぁ」と思ったときは、トラウマのノイズが大きいのかもしれません。観念やトラウマをクリアにしながら、素直に自分の感覚を見つめていくことで答えを見つけやすくなります。
私は、色々試したけど分からなかったタイプです。焼け石に水って感じでした。
「色々試したんだけど」「なんかイマイチだなぁ」とモヤモヤしている方は、トラウマを扱う方が答えは早く手に入ると思いますよ。
ポイント
最後にポイントをご紹介しておきたいと思います。
やっていく上で大切にしたいのがとにかくマイペースに感覚を大切にするということです。
答えが見えないことが嫌になったり、焦ったり、そんな時もあるかもしれません。でも、マイペースに感覚を大切にすることが自己信頼に繋がり、自己信頼が自分だけの答えに導いてくれるのです。
夢中になれるもの「自分の道はこれだな」と思えるものって心の中に誰にでもあるものです。
ぜひ信じてやってみてください。
もしやってみて、うまくいかないことがあったらいつでもご相談いただければと思います。
読んでくれた方の参考になれば嬉しいです。
応援しています。
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