親子関係を変えると世界がガラッと変わる?世界を広げる心の旅

「自分の世界を広げたい」
「目の前の世界がガラッと変わるのを見てみたい」
そんな風に思う方も多いのではないでしょうか?
世界を広げるために海外旅行や留学を検討する人もいるかもしれません。
ここでは自分の世界を広げるのにとても有効で確実な方法「親子関係を変える」について書いてみたいと思います。
親子関係が変わると見える世界はガラッと変わります。
親子関係が変わって見える世界が変わるってどういうことなのか、どんな風に世界が広がって行くのかご紹介していきます。
この記事の目次
親子関係が変わると世界が広がる?
カルチャーショックを受けると世界が広がると言いますが、それは自分の中の常識や物事のとらえ方が変わるからです。
「こういう考え方もあるんだ」
「これオッケーなんだ!」
そうやって、自分の内面が変化することで世界が広がっていきます。
なので海外に行かなくても、内面が変われば世界は変わります。
それが内面の深い部分であればあるほど見える世界が大きく変わります。
親子関係は心の深い部分に影響を与える要素なので、ここが変化すると世界の見え方は大きく変わることになります。
その結果、今までよりも広くて自由な世界を生きることになります。
親子関係が変わるってどういうこと?
そんな親子関係が変わるって具体的にどういうことなのかというと、心理的に受けた親の影響から自由になることです。
親の影響を受けて人格形成がされるのはごく普通のことですがその結果、影響を受ける前の本来の自分とは違った自分ができあがってしまうことが少なくありません。
親から無意識に考え方や価値観を受け継いでいたり、親子関係のなかで身につけた本来の自分らしくないコミュニケーションのパターン、行動パターン、心理的な反応パターンを身につけ、大人になってもそのパターンを繰り返すことになります。
これらの影響を定着させているのは心の傷(バーストラウマ・インナーチャイルド)です。
そのため、親からの心理的な影響から自由になるための根本的な方法は心の傷を癒すことです。
では、心の傷を癒して本来の自分に戻ったときに具体的にどんな変化があるのかをご紹介します。
変化① セルフイメージが変わる
自分のこと、どんな人間だと感じるでしょうか?
親に
「あなたは短気だから」
「のろいんだから、早くしなさい」
「ほんと、気が利かないんだから」
そんな風に言われた一言がセルフイメージを作っていることがよくあります。
実際はテキパキしてるのに「早くしなさい」「遅いわねー」なんて言われることが多かったら自分のことをスローな人だと思ってしまいます。
実際はテキパキしているのに自分は遅いと思っている、自分は気が利かないとレッテルを貼っているなど自分でイメージする「私はこんな人」というのと「実際の自分」が違う人だということです。
親の影響から自由になるということは、影響を受けてつくられた「私はこんな人」というイメージが「実際の自分」に近づいてくることです。
変化② 自分のことが分かるようになる
ズレがなくなってセルフイメージが適正化してくると、自分のことがよく分かるようになります。
「自分はおとなしいほうだからおしゃべりはあんまり」と思っていたけど、「実は話すのが好きな一面もあった」なんてこともあるし
興味がないと思っていたことに案外興味があったり、好きなことがあったりするものです。
こうやって自分への理解が進んでくると今、何を感じているか、やりたいことや好きなことは何か、はっきりしてきます。
自分のことがよくわからない…が減ってスッキリする傾向があります。
自分のことがよくわからないと感じる時はセルフイメージが実際の自分とずれているのかもしれません。
変化③ コミュニケーションがスムーズになる
そんな風に自分のことがわかるようになると、コミュニケーションもスムーズになります。
人に伝えたいことも明確に認識できるようになるからです。
コミュニケーションがうまくいかないのは伝え方もありますが自分で自分の伝えたいことがはっきりわかっていないというのも要因のひとつです。
セルフイメージが適正化された後は、言いたいことが伝わりやすくなり相手に理解されているような感覚や、認められているような感覚も得られるようになる可能性が高いです。
円滑なコミュニケーションは世界を豊かに変えてくれます。
変化④ 自分を知って生かすことができる
実際の自分を正確に認識できることは周りとの関係をスムーズにするだけでなく、能力を発揮しやすくすることでもあります。
能力や気質というのは道具のようなものです。
知ってこそ使いこなすことができます。
例えばお菓子作りに使うゴムベラにはゴムベラの特徴と能力があります。
さっくり混ぜるのがゴムベラの仕事です。
お玉のようにカレーをすくったりはできません。
セルフイメージがずれているということはゴムベラをお玉だと思ってカレーをすくおうと頑張ることに似ています。
自分がどんな人間か知ることは自分の能力を生かした人生の大前提です。
自分を正確に把握することは自然体な自分で能力を発揮して心地よく世界と関わる最初のステップになります。
変化⑤ 世界の見方が変わる
「これはこういうもの」「普通はこうだよね」というフレームが誰にでもあります。
そして、そのフレームの中から世界を見ています。
親から受け継いだフレームは数多くあります。
よくあるのは働くことに対するイメージです。
お金のために一生懸命働く親や働くことは辛いと感じる親を見て育つと、働くことに対してネガティブなイメージを持つようになります。
仕事がお金のためにやらなきゃいけないことになりがちです。
親の影響から自由になると無意識のフレームからも自由になっていきます。
フレームが変わって、そこに日々の経験が加わることで新しいものの見方をするようになります。
働くことの意味が「お金のためにやらなきゃいけないこと」から「自分のできることで誰かに喜んでもらうこと」に変わったら新しい世界観を生きられると思いませんか?
フレームを変えることは世界を広げ、同時に人生の可能性を広げることです。
変化⑤ 様々なパターンが変わる
コミュニケーションパターン、行動パターン、心理的な反応パターンというのは親との関わりの中で身につけたものがベースになっています。
例えば怒られてばっかりだと、まずは相手の顔色を見て合わせることがコミュニケーションパターンになります。
明るくいることを期待されて、明るく振る舞うと喜ばれた場合は無意識に明るく振舞おうとしたりします。
親との関係が変わってくるとこのパターンが変わってきます。
パターンを固定化させている心の傷が癒されるからです。
いつも無意識に繰り返すパターンから解放され、自分自身で選ぶことができるようになります。
変化⑥ 感情に振り回されなくなる
イラっとするポイントって人それぞれだと思うのですが、親子関係が影響していることって多いです。
イライラを生み出すのが親との関わりの中で負った心の傷だからです。
傷が疼くと怒り、悲しみ、寂しさなどネガティブな感情を生み出します。
親が決めつけてくるタイプで「なんでわかってくれないの!」なんて感じていた場合、相手に正確に理解されない状況でイラッとします。
「わかってもらえない」という過去に満たされなかった想いが傷になっていて、同じような状況で疼くからです。
この心の傷が癒されることで感情に振り回されない、感情的に安定している状態に近づきます。
内面的な反応が少ないことで外に目を向ける余裕が生まれます。
「イライラして相手をよく見ていない」という状態から「相手はどんなつもりで言ってるんだろう?」と相手を見る余裕が生まれるということです。
感情的にスッキリすることは、ありのままに世界を見て受け入れる力につながります。
物事をありのままに見ることは視野を広げる大きな助けとなります。
まとめ
親子関係は無意識に自分のことをプログラミングします。
それは良くも悪くもそういうものなのです。
その中にあるネガティブな影響がなくなってくるとご紹介したような変化が起きてきます。
自分が思う「自分はこういう人」イメージが変わって
コミュニケーションも世界の見方も変わって
感情的な反応パターンも変わって
そうしたらもう性格も変わっているかもしれませんね。
性格は親との影響を受けた自分であって本来の自分ではないケースが多々あります。
こうなると大切にしたいものも、いいと思うものも変わる可能性が高いです。
好みが変わるということです。
選ぶものも変わってくるはずです。
人生をつくるのはひとつひとつの選択なので、選択が変われば人生が変わります。
こうやって気がついたら新しい世界にたどり着きます。
親子関係を変えることでどんなふうに世界が広がっていくのか、伝わったでしょうか?
「親子関係を変える」という切符で楽しめる、心の旅を味わっていただけたら嬉しいです。
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