ありのままの自分を認めて才能を開花させよう。全能感と無力感を手放した世界へ。

知っておきたい心の話

この記事でわかること
・ありのままの自分を認められないメカニズム
・全能感「自分は何でもできる」とは何か
・無能感「自分は何もできない」とは何か

自分の才能を開花させるために必要なことは、自分を磨こうとひたすらできないことを努力したり、無理をして頑張ることではありません。

必要なことはありのままの自分を受け入れていることです。

もともと私たちは一人ひとり違った人間でロボットじゃないのだから、そのまま飾らない自分でいて、できることをしていればそれが才能と呼ばれるようになります。

でも、それってなかなかうまく行かないですよね。

ありのままの自分を受け入れるのって、案外難しいことだからです。

その原因のひとつ、全能感についてご紹介しようと思います。

私はこれを知った時「なるほどぉ」と思いました。

ありのままの自分を認める、一つのきっかけにもなりました。

「ありのままの自分を受け入れるのが難しい」と感じる方は読んでみてくださいね。

全能感が残る生きずらさ

全能感って聞いたことはありますか?

私は、心のことを学ぶまで、聞いたことがありませんでした。

初めて知った時は「全能感、自分にもあるんじゃない??」って思ってちょっと落ち込みました。笑

なんか変にプライド高い人みたいでカッコ悪いなって思ったんです。

クラスに一人はいる、カッコつけてる人みたいなw

全能感が残っているとなかなか現実をフラットに見ることができません。

例えば、こんな感じになります。

  • 思い通りにいかない時にイライラしてしまう
  • 自分の弱さや嫌悪感を受け入れられず、理想と現実とのギャップに苦しむ
  • できない自分を見たくない
  • カッコつけてしまう
  • 失敗が怖い
  • 自分にも他人にも批判的になってしまう
  • 自分と相手の境界線を引きにくい
  • 白黒思考、極端な思考
  • 自分は特別だ
  • 周りに馴染めない(ある意味特別)

心当たりのある人は、全能感を手放していないせいで、才能を発揮できずにいるかもしれません。

じゃあ、全能感って一体何なんでしょうか?

全能感とは

全能感は「自分はなんでもできる」という肯定感の元型です。

全能感があるとこんなふうに感じやすいです。

  • なんでもできて、なんでも思い通りになる
  • 他人も思う通りに動くはず
  • 自分は他者よりも優れていると感じます。
  • 自分は特別なはずだ

私は「仕事がすっごくできるスーパーマンみたいな人」になる妄想を日々してました。

お恥ずかしいです。ほんとに。

全能感の逆は無力感です。

だから同時に、こんな感覚も持ちやすいです。

  • 自分は何もできない
  • どうせできない
  • 自分には力がない

こちらも、実感があまりないながらも、今振り返れば抱いていた感覚でした。

「どうせできない」って心のどこかで思ってるから、できるように見せたかったし、力が欲しかったんだろうなぁって今になって思います。

全能感を持つ時に感じる「できる自分」と無力感を持つ時に感じる「できない自分」の両極端を行ったり来たりして振り回されてしまいます。

全能感は誰もが持っている

全能感は幼い頃は誰もが持っている感覚です。

それは成長するのに必要だからです。

生まれたばかりの頃はひとりでは何一つできません。

実際に何もできないうえに「自分には何もできない」と感じていたら本当に何もできません。

だから「自分はなんでもできる」「人ができていることは自分も当たり前にできる」という感覚を持って、周りからいろんなことを吸収して成長する必要があります。

全能感は、幼児期に周りから様々なことを吸収して成長するために必要な感覚です。

通常は成長する過程で「自分と他人は違うんだ」「現実はいつも自分の思い通りにはいかない」と気がつき徐々に全能感を手放していいきます。

でも実際に全能感を手放せないまま成長してしまうケースも多いです。

そうすると、ありのままの自分を見ることができず、本来の才能を見つけられなくなってしまいます。

全能感がいけないのではなく、成長過程でうまく手放すことができないことが才能が埋もれさせます。

全能感の仕組み

全能感を感じる心の仕組みとはどのようなものでしょうか。

この心の仕組みを知った時「なるほどぉ」と思いました。

ここからは全能感について理解を深めるために幼児期に全能感を感じるために必要な3つの心の動きについて見ていきます。

分裂(スプリッティング)と否認

分裂とは物事のいい側面と悪い側面を分けて、それぞれ別のものとしてとらえます。

ふたつの性質を持つひとつのものとしてはとらえません。

現実的には自分にはできることもあれば、できないこともありますよね。

だから「できる自分」も「できない自分」もどちらも自分です。

でも、全能感を手放せないでいると「できる自分」と「できない自分」を分けてそのふたつは違う存在だと感じます。(→分裂)

さらに「できない自分」をなかったことにします。(→否認)

「できない自分」を見ないことにして「できる自分」だけを見ることで、なんでもできる気分になれるのです。

これは認めたくない現実、不愉快な体験、欲求を無意識的になかったことにすることで自分を守るための心の動きのひとつです。

同一視

幼児期は、他人との境界線が薄く、自分と他人の区別がつかない状態です。

自分と相手が同じ感情を持ち、同じことができると感じます。

これを同一視と言います。

「できる他人」を「できる自分」だと感じることで人ができていることはあたかも自分ができるような感覚を持ちます。

だから真似して成長できます。

幻想なので脆いものではあるのですが、成長するために必要な感覚です。

このように3つの心の動きによって全能感は作られています。

全能感の反対は無力感

全能感は「できる自分」と「できない自分」を分けて「できる自分」にフォーカスします。

フォーカスする部分が「できない自分」になると極端に自分ができないような感じがして無力感を感じます。

全能感と無力感ではフォーカスするところが変わっただけなのです。

どちらも、ありのままの自分を見ることを難しくします。

全能感を手放すにはどうしたらいいのでしょうか?

全能感を手放すには

では、ここからは全能感や無力感を手放す方法についてみていきます。

全能感を手放すには「できる自分」も「できない自分」も受け入れて、「ダメなところもあるけどこんなことができる」と肯定感を持つことが必要です。

「手放すための準備も重要だ!」と思ったので手放したい方は準備のステップもお忘れなく。

準備1:全能感を手放すのは怖いことだと知る

全能感を手放すことは「できない自分」を認めることです。

それは、無力感を感じ、自分の価値がない感覚に陥る可能性を含んでいます。

だから、とても怖いことです。

通常は、成長過程で徐々に手放すことを今やろうとしているのですから、ゆっくり時間をかけて取り組んでいくという心構えが必要です。

準備2:手放せなかった理由を知る

全能感を手放せずに大人になってしまうケースに多いのは親の過干渉や過保護です。

全能感を手放すために必要な挫折や失敗が体験できないからです。

「失敗しちゃった」「うまく行かなかった」そんな体験からできない自分を見つけたり

失敗しながらも自分の力でやってみて「なんでもできるわけじゃないけど自分にはこれができる」と認識できると、全能感を健全な肯定感に変えていけます。

全能感を手放すための経験が不足しているだけなので、全能感を持っていることに後ろめたさを感じる必要はありません。

今までの経験不足を補って現実を受け止めていけば自然と手放せます。

全能感を持っている時に気がつく

まずは全能感を感じている時に気がつくことが重要です。

  • できない自分を見たくない時
  • 自分には何もできない感じがするとき
  • 思い通りにならなくてイラッとした時

「これは全能感のせいなのかなぁ」と疑ってみてください。

「できない自分」を受け入れる

できない自分を受け入れるというより、諦めるって言った方がいいかもしれません。

私は「できない自分でも仕方ないや」と残念に感じてみました。

「見ないようにするよりも、諦めて残念な自分でいる方が楽かもなぁ」なんて思いました。

具体的に、現実を見てみる

全能感って、抽象的だなぁと思います。

だから、具体的に、こんなことはできるけど、こんなことはできない、って認識するのがいいです。

私はすごく仕事のできるスーパーマンが頭の中にあったので、それをこんな感じで切り崩しました。

「スーパーマンみたいに仕事はできないけど、1日にこれくらい仕事できるな」

って認識したり

周りの人を見て「普通はこれくらい仕事できれば十分なんだな」

って適性を観察したりしました。

インナーチャイルドを癒す

全能感をを手放せなくなる要因のひとつに過保護や過干渉がありますが、過保護や過干渉な親を持つとよりできない自分を受け入れにくくなります。

親に認められるために「できる自分=親が認めるような自分」になろうとしてしまう傾向があるからです。

インナーチャイルドを癒すことで、この気持ちは軽減するので、合わせて扱ってみると全能感を手放しやすいかもしれません。

少しでも、ありのままの自分で才能を発揮するヒントになれば嬉しいです。

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