なにを食べたらいいか分からない方へ。グルテンフリー、シュガーフリーを超えるとっておきの食事法

いつもどんなもの食べていますか?
マクロビオティック、ローフード、パレオダイエット、グルテンフリーにシュガーフリー…
いろんな食事方法があって何を食べればいいか分からないという方、多いのではないでしょうか。
私も個人的にいろんな食事法を試して何をどう食べればいいのか分からないなぁ…なんて思っていました。
最初は良くても1つのものを続けているとなんでか物足りなくなってきたりしてしまうこともありました。
ここでは私が色々試してきて、どんな食事法も超えると思ったとっておきの食事法について書いてみたいと思います。
まず、簡単によく耳にする食事法についてまとめます。
この記事の目次
マクロビオティック
マクロビオティックは食事法というよりも思想です。
陰陽の色眼鏡をかけて世界を見ることで食べ物はもちろん、自然界を陰性と陽性のものに分けて見ています。
そのメガネをかけると食べ物は陰陽のグラデーションになっています。
陰性とは広がっていく、冷やすエネルギーで、野菜だと早くに煮えるもの、カリウムの多いナスやトマトなどです。
陽性とは引き締めたり温めたりするエネルギーで野菜だとナトリウムの多い根菜など硬いものです。
身体を陰陽の真ん中、中庸に保つために食べ物は陰陽のグラデーションの真ん中のものを中心に食べます。
たとえば玄米です。
中庸を保つために食べるので、食べるものが決まっているわけではありません。
マクロビオティックと聞くと玄米のイメージが強いかもしれませんが玄米を食べるのがマクロビオティックではないのです。
身体が陰性に傾いている時は陽性のもの、身体が陽性に傾いているときは陰性のものを食べてバランスをとります。
マクロビオティックでは身土不二という考え方があり、その土地にできたその季節のものを食べます。
また、皮などはとらずに丸ごと食材をいただく一物全体という考え方をしています。
ローフード
ローフードでは酵素の働きに注目し、生(Raw)の食べ物(Food)を食べることで食物に含まれる酵素を取り込もうとする食事法です。
酵素には代謝酵素と消化酵素、二種類の酵素があるとされていて、代謝酵素は体の機能の維持に、消化酵素は食べ物の消化に使われます。
代謝酵素は生命維持に使われ減っていきますが、消化酵素は食べ物で補ったり、消化に負担をかけないことで節約することができるという考え方をしています。
肉や魚を多く食べると消化酵素をたくさん使うので、野菜や果物を中心に、酵素の死なない生の状態で食べることを推奨しています。
パレオダイエット
パレオダイエットとは旧石器時代や狩猟採集を行なっていた頃の食生活を参考に加工食品をやめ、肉や魚、野菜を中心に食べる食事法のことです。
米、小麦、トウモロコシ、じゃがいも、豆など農耕が始まってからのものは食べず、乳製品などもとらないです。
人間の遺伝子は狩猟採集を行なっていた時とあまり変わっていなくて、周りの環境だけが大きく変化しているので食事を当時のものに近づけることで健康にいい影響があると考えられています。
牛肉はグラスフェッド(穀物ではなく牧草を食べて育った牛)、鶏肉は放し飼い、魚は天然のもの、など食材探しが難しいですが、小麦や乳製品などアレルギーのある人には向いていると言われる食事法です。
ヴィーガン
ヴィーガンは食事法というよりライフスタイルですが、身体に気を使ってヴィーガンを選ぶ人は多くいるようです。
植物性の食材のみで食事をします。
乳製品、はちみつなどの動物由来のものも使用しません。
植物性のものは動物性のものに比べて消化に負担がかかりにくいと言われています。
グルテンフリー
小麦に含まれるグルテンを取らない食生活です。
グルテンは小麦に含まれるタンパク質の結合によって発生します。
小麦粉に水を入れてこねると、もちもちしてくるのがグルテンです。
わかりやすくイメージでいうと、このもちもちしたものが腸の壁にくっついて腸の働きを妨害してしまったり、くっつくことで体が異物が入ってきたと勘違いして自分の腸を攻撃して傷つけてしまったりします。
グルテンの影響は広く指摘されていて精神的なものも含めてさまざまな体調不良が引き起こされる可能性があると言われています。
また、もともと人はグルテンを完全に消化することができないとも言われています。
シュガーフリー
文字通り砂糖を取らない食生活です。
砂糖の取り過ぎは血液中の糖の量(血糖値)を急激にあげます。
そして急激に上がった血糖値を下げるために大量にインスリンが分泌されます。
多すぎるインスリンは脂肪を必要以上に蓄えるほか、インスリンを下げるために普段は動員されない物質が必要になります。
その物質が気分を高揚させる働きがあるため、砂糖のとりすぎによって血糖値が急激に変化することは気分の浮き沈みの1つの要因となります。
砂糖を控えることで、疲れにくくなる、精神的に安定する、などさまざまな効果が期待されています。
とっておきの食事法とは?
他にも糖質を制限する糖質制限ダイエット、1日1食ダイエット…いろいろあってあげればキリがありません。
マクロビオティックとローフードだと食べるものは全く違います。
マクロビオティックはどちらかというと加熱食を推奨するのに対し、ローフードは非加熱のものです。
パレオダイエットとヴィーガンもパレオダイエットが肉魚をたくさん食べるのに対してヴィーガンは動物性は一切なしと真逆です。
どの食事法が自分に合ってるんだろうと疑問になるのも当然かと思います。
私はマクロビオティックもローフードもどちらも試しましたが、どちらも良かったし、どちらもずっと続けていたら別のものが食べたくなりました。
そして、長いことヴィーガンをしていました。
ヴィーガンだったのは7年くらいだったと思います。
グルテンフリーやシュガーフリーも面白がって試しました。
そんなふうに食事法をいろいろ試すうちに何を食べればいいか分からない、食事法ジプシーになっていきました。笑
それで私は、全てを超える食事法があるとしたら質のいい食材を選ぶ以外は、よく噛むこと、喜びから選択すること、身体の声に耳をすますことの3つだなぁと感じました。
それぞれについてもう少し細かく書いてみようと思います。
よく噛んで食べる
どんな食事でもよく噛むことはメリットがあります。
よく噛むことによって胃や腸の負担を減らし、消化をスムーズにします。
消化に使うエネルギーが少なくなるので身体が疲れにくくなります。
血糖値の上昇も穏やかなので気持ちが安定する、唾液の発生によって虫歯や歯周病になりづらくなる、口内環境が良が良くなるとこによって内臓への負担の軽減、顎の筋肉の強化によって体の歪みが引き起こされる原因のひとつが改善されるなどいい影響が期待できます。
喜びから選択する
「身体にいいものを」「環境にいいものを」そんな風に考えていると「これは身体に負担がかかるから…」と食べられないものが増えたり「これを食べた方がいい」なんて頭で考えて食べるようになる傾向がありそうです。
食べなきゃ、食べちゃだめ、などネガティブな想いが原動力となります。
それだと食事の時間が義務的になって食べる喜びがなくなってしまいます。
でもどんな気分で食べるかは重要なのかもしれないです。
頭で考えて食べていると、交感神経が優位になることで消化の働きが弱くなり、食事を楽しんでリラックスしていると副交感神経が優位になってスムーズに消化できる可能性があります。
同じものでも友人と楽しく食べるとお腹に軽いと感じている方もいるのではないでしょうか。
ゆっくり食材を選びながら素材の生命力を感じたり、食べることの喜びを感じながら食事をしてみることをおすすめします。
身体の声に耳をすます
頭で色々考えなくても、実は必要なものは身体が知っています。
揚げ物にレモンをかけたくなったり、大根おろしを一緒に食べたくなったりしますよね。
レモンに含まれるクエン酸は消化を助けてくれますし、大根は消化を助ける酵素が含まれています。
身体が自然とバランスを取ろうとしているということです。
同じように、いま必要な栄養素がなにかは身体が一番知っているのかもしれないです。
そう考えるといま食べたいものはどんなものなのか細かく耳をすませてみるのも自分にぴったりの食事を見つける方法だと思います。
私はなぜかブロッコリーばかりが食べたい時期がありました。笑
食べたいものの中には種類があって、心が満たされるものや好奇心で食べてみたいものなどもあると思います。
例えば、小さい頃に家族で出かけたらアイスを食べる家で育つとアイスが幸せの象徴になって時折食べたくなってしまうとか、珍しいフレーバーは好奇心が刺激されて食べてみたくなるなんてことも考えられます。
いろんな食べたいものの中から細胞の一つひとつがほしがっているものって何か考えてみてください。
そんなにお腹はすいてないけど水っぽいものが食べたいと思ったり、なんでもいいけどなにか食べたいと思った時は案外喉が渇いているだけなんてこともあります。
まとめ
今なにを食べたらいいか分からない方は情報がたくさんある中で、少し混乱しているのかもしれません。
なにを食べるか選ぶということは、自分の心の声を聞く時間でもあります。
それは本音をキャッチしてやりたいことを見つける力が自然と磨かれる時間でもあります。
私も、選択を間違ってちょっと後悔したり、あんまり噛まないで食べちゃったり…
そんなことがありつつも、食事を選びつつ自分と向き合う時間を楽しんでいます。
本音に沿った自分らしい人生を描く力も身につくお得な食事法、ぜひお試しください。
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