見捨てられ不安って克服できる?原因と解決法について

【この記事でわかること】
見捨てられ不安ってなに?
見捨てられ不安の3つのパターン
見捨てられ不安の原因と解決法
恋人からLINEの返事が遅い
いつもより絵文字が少ない
話す時のトーンがいつもと違う
そんな些細な変化に不安になって、相手の顔色を見てしまう
相手からの連絡をわざと待ってしまう
言いたいことが言えなくなってしまう
「相手がいつか自分から離れていくんじゃないか」「相手に嫌われたんじゃないか」と不安になりやすい心理を見捨てられ不安と呼びます。
ここでは見捨てられ不安がどんなものか、その原因と解決法についてまとめたいと思います。
この記事の目次
見捨てられ不安が原因の行動
見捨てられ不安があるとこんな行動に出やすいです。
どれかひとつが強い人もいるし、複合型の人もいます。
1、相手の愛情を試す
いわゆる試し行動というやつですが、相手の態度を見たり、自分から連絡せずに待ってしまうなどがあげられます。
私は自分からあんまり連絡しないで待ってしまう人で、相手が連絡くれると「自分のことがまだ好きなんだ」って思って安心する、なんてことがありました。
相手の気持ち>自分の気持ちが確認できると安心するんですよね。
いつかは離れていってしまうのが前提でした。
2、相手を独占したくなる
例えば、恋人がいつも一緒にいてくれないとか、自分の言うことを聞いてくれない、自分の意見に反対するようなことを言うとイライラしたり絶望を感じたりしてしまいます。
その結果、相手に対して何度も連絡したくなることがあります。
相手を独占したくなって、束縛したりすることもあります。
3、自分から離れてしまう
付き合う前はいい感じなのに、深い関係になると怖くなって自分から離れてしまうこともあります。
相手の顔色を見て言いたいことが言えない、自分を出したら嫌われるんじゃないか、自分のことを好きでいてくれるだろうか、と言う不安を抱えるタイプです。
大体はいろんなパターンが混ざっていると言われています。
では、見捨てられ不安の原因はどこにあるのでしょうか。
見捨てられ不安の原因
見捨てられ不安の原因は幼少期にあるとされます。
その原因は端的にいうと「自分は無条件に愛される」と思えなかったからです。
愛着形成なんて言われたりもします。
心の奥の方のことなので、言われてもあんまりピンとこないかもしれませんが、、
「ありのままの自分は認めてもらえない」
「愛されるには条件がある」
と勘違いしてしまった状態です。
それがあると、下記のような感じで行動に影響があります。
「ありのままの自分は愛されない」という勘違い
↓
相手の望む自分でいなければ、相手は離れていく感じがしてしまう
↓
相手の望む自分でいようとする
↓
相手の様子を見てしまう
言いたいことが言えない
となったり
「ありのままの自分は愛されない」と勘違いする
↓
愛されているか確認したい
確認できても、それはいつかなくなってしまうのが怖い
安心できない
↓
何度も確認してしまう
相手を試す
束縛してしまう
となったりします。
失恋や友人関係から見捨てられ不安が強くなることもありますが
根源的な原因は親子関係の中で、安心感を育てられなかったこと、つまり「ありのままの自分で愛される」と思えなかったこと原因だと言われています。
いくつか実体験を上げてみますね。
見捨てられたと感じた、夫婦喧嘩
例えば、親が出ていったとか、離婚したとか、見捨てられたような気持ちになった体験があると見捨てられ不安はつくられます。
私の両親は、私が小さい頃よく喧嘩をしていました。
あるとき、皿が割れる音と二人の怒鳴り合う声が聞こえました。
その後、母が出ていってしまったんです。
その日中に帰ってはきたのですが、何も言わずにどこかへ行ってしまったので「もう帰ってこないんじゃないか」と不安でした。
今思い出すと、見捨てる見捨てないの話ではないのですが、子どもの時って世界が狭いので客観的に捉えられないんですよね。
夫婦喧嘩は一度や二度ではなかったので、二人が喧嘩をするたびに不安な気持ちになりました。
実際に親が離婚したこともあり、人間関係は壊れやすくて、いつか終わってしまうものなのだ、という前提ができあがりました。
「もう知らないからね!」「何回言えばわかるの!」
「ママー!!」って泣きながら、怒ったお母さんを追いかける子どもって想像しやすいと思います。
怒られた時って、お母さんに許して欲しいとか見捨てないでほしいとか思うものです。
「この人怒ってるからしばらくほっとこ」なんて冷静な子もいるかもしれませんが、怒られて見捨てられる恐怖を感じるケースは多いんです。
私も例外なく、怒られた時に見捨てられたくないって思って号泣したのを覚えています。
怒られて外に出されたこともあるし、、
この時に「見捨てられちゃうのかもしれない」「ありのままじゃダメなんだ」と勘違いしてしまいました。
「あなたが悪いんでしょ」
この言葉、私はよく言われました。
中学生くらいになって愚痴を言うことが増えたんですけど、何回か愚痴ると「あなたが悪いんでしょ?」と言われました。
最初は黙って聞いてくれるから、受け入れてもらえてると思っていました。
でも、安心して話していると急に「あなたが悪いんでしょ?」と言われるんですよね
客観的に見れば母は正論を言っていただけだと思うんだけど、
私としては裏切られたような気持ちでした。
やっぱりお母さんにはいつも味方でいて欲しかったんです。
急に突き放されたみたいで悲しかったです。
これが私の見捨てられた体験になりました。
そうそう、失敗した時に「自分が悪いんじゃない?」「自業自得だよ」なんて言われたこともありました。
これも客観的には、正論なんですが、当時はショックの方が大きかったです。
〜したら、〜してあげる
条件付きの愛ってやつです。
私、「成績上がったら漫画買ってあげる」って言われて受験勉強してました。
お手伝いしたら褒めてもらえました。
勉強ができる自分、家の手伝いをするいい子の自分は褒めてもらえるけど、そうじゃない自分は褒めてもらえない、価値がないって勘違いしてしまいました。
小さい頃から褒められるか、認めてもらえるかで自分の価値を測っていたんですね。
いくつか例を挙げてみましたが、なんとなくイメージは掴めたでしょうか。
・実際に見捨てられた、味方をしてもらえなかった
・気持ちを聴いてもらえなかった、尊重してもらえなかった、などやりとりの中で自分が無条件に愛されていると感じにくかった
・認められるのに条件があると勘違いした
・両親の仲が悪い
などによって、「ありのままでは愛されないのではないか」という勘違いすることが見捨てられ不安の根源的な原因です。
この「ありのままの自分は愛されない」を「ありのままで愛される」に変えていくことができれば見捨てられ不安を克服することができます。
じゃあ、どう書き換えるの?っていうのをここから書いていこうと思います。
見捨てられ不安の解決策
状況を把握する
まずは、何がどんなふうに不安なのか、不安な時に本当に求めていることはなんなのか、自分を理解します。
自分を理解することは、見捨てられ不安を克服する助けになります。
自分に愛情表現をする
状況によって対処法が少しづつ変わると思いますが
自分への愛情表現はおすすめです。
自分に「生まれてきてくれてありがとう」「大好きだよ」と伝える方法です。
ちょっと引きました?笑
意外と効くから、騙されたと思ってお試しあれ。
私、これを聞いた時はちょっとやりたくなかったんだけどw
やってみたらけっこう良かったです。
自分の話を聴く
見捨てられ不安が疼く時、自分から離れていっているのは、相手ではなくて自分自身なんです。
「彼は連絡くれるかな」
「あの人、私のこと嫌いなんじゃないか」
なんて相手のことを考えてしまうものですが、
そうすると、相手のことばかり考えることで、自分が自分から離れていってしまうんです。
だから「今日何食べたい?」とか「この後どう過ごす?」「今の気分は?」自分に問いかけて自分の話を聴くことをおすすめします。
インナーチャイルドを癒す
見捨てられ不安の原因である「ありのままでは愛されないのではないか」
そのネガティブな感覚はインナーチャイルドと呼ばれます。
例えば、それは両親が喧嘩していて不安に思った気持ち、「あなたが悪いんでしょ?」「もう知らないからね!」って言われてショックで悲しかった気持ち、日頃の親との関わりで無条件に愛されないと感じた感覚的な記憶です。
当時の気持ちがそのまま冷凍保存されたようなものです。
このインナーチャイルドを癒すことができれば「自分は愛されない」というのは「私は無条件に愛される」に大きく傾きます。
インナーチャイルドについての記事はこちら
インナーチャイルドって何?生きづらさを作るインナーチャイルドの影響5選
参考になったでしょうか。
見捨てられ不安を手放して、どんな時も自分に素直に、安心して人間関係を築くヒントになれば嬉しいです。
ーーー
記事更新のお知らせや自分らしい人生を描くエッセンスはメルマガでも配信しています。 登録はこちらから よかったらご登録ください。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。