インナーチャイルドって何?生きづらさを作るインナーチャイルドの影響 5選

【この記事でわかること】
・インナーチャイルドって何?
・インナーチャイルドが生きづらさの原因ってどういうこと?
・インナーチャイルドの癒しって何?
インナーチャイルドってたまに聞くんだけど、結局なんなの?
自分が感じている生きづらさとインナーチャイルドってどう繋がってるの??
ここでは、「結局インナーチャイルドってなんなの?」にお答えすべく、私の経験をもとに解説してみようと思います。
この記事の目次
結局インナーチャイルドって何?
インナーチャイルドって、成長過程で感じたネガティブな感覚のことを言います。
かつて感じたネガティブな感情や感覚って心の中に冷凍保存されるんです。
そして、それは時々解凍されて、思い出されます。
そのネガティブな感覚によって、いろんな生きづらさが生じます。
別の言い方をすると、インナーチャイルドは成人するまでに心の奥にできた生きづらさの元、みたいなものです。
小さいものから大きいものまで色々あるんですが、私の体験を例に解説してみますね。
イライラしたくないのに、イライラする
私は「なんでわかってくれないの?」って思うことが多い人でした。
わかってくれないこと、正確に理解してくれないこと、自分の味方でいてくれないことに対してイラッとしてしまうという感じでした。
部下が言った通りに動かない時
「なんでわかんないの?」
「あんなに言ったのに」
職場で意見が違う人がいる時
「なんか否定されてる気がする」
彼氏が自分の意見を否定した時
「わかってくれないの?」
「ひどい」
みたいな感じでイライラしました。
これは実は、成長過程で感じた「なんでわかってくれないの?」が冷凍保存されていて、わかってもらえない状況になると、その気持ちが解凍されるという感じでした。
どんなふうに冷凍されたのかというと
私は、母に正確に理解されたこと、わかってもらえたことってあんまりないんですけど、というか一度もない気がするのですが(笑)
例えば、怒られた時、わかってもらえないと感じました。
怒られてずっと黙っていると
「なんで黙ってるの!黙ってたらわからないでしょ。人のことバカにしてるの?」
って言われたことがありました。
あまりにも予想外の言葉に
「バカになんかしてないのに」
「なんでそうなっちゃうの?」
「本当は違うのに」
って思いました。
「お母さんは、私のことをわかってくれない」
「いつも決め付けられる」
恨むような気持ちと悲しみを感じました。
顔が真っ赤になって、頭から湯気が出てるキャラクターの気持ちでした。
人って怒りだけでなくて、いろんな感覚を冷凍保存しています。
何か失敗した時の気持ちが残っていて「また失敗するかも」「自分にはできないかも」と考えてしまう
とか
友達に傷つく一言を言われた時のショックが残っていて、大人になっても相手に「嫌われちゃうかも」と怖くなったり
ネガティブな発想が湧いてくるのは、幼い頃に冷凍されたネガティブな感覚が解凍されて、インナーチャイルドを感じているだけなのかもしれません。
インナーチャイルドは、ネガティブな心の動きを作る
そして自分ではコントロールしにくい
「私は〇〇が苦手」「できない」可能性を狭めてしまう
私は弟とよく比べられて育ちました。
弟は小さい頃からニコニコして愛想のいい子でした。
大人が怒っていても「まぁまぁ、これでも食べて」とかいってお菓子を渡して、怒っていた大人が思わず笑ってしまう、なんてこともありました。
私はどちらかというと、不器用なタイプなんで(正直者ともいう)そういうのはしませんでした。
だから
「ちょっと見習ったら?」
「〇〇(弟)はできるのに」
なんて言われました。
そうすると
「弟みたいな人付き合いができる方がいいんだろうなぁ」
「でも、私にはできないよ」
なんて悲しくなりました。
またその時の感覚が心の奥に沈んで冷凍保存されるわけです。
その時に感じた「私は人付き合いは苦手なんだな」って認識は、そのまま私のセルフイメージになりました。
でも、実際にはタイプが違っただけで、人付き合いが苦手なわけではなかったです。
それに気がつく前までは「人付き合いが苦手だから…」とグループレッスンより個別レッスンを選んだり、自分の行動を制限してしまうこともありました。
インナーチャイルドは、ネガティブな自分のイメージを作る
その中に自分を閉じ込めてしまう
「自信がない」「自分はダメだ」って思っちゃう
私は中学受験向けの塾に通っていました。
成績で順位発表があったり、クラス分けされたりするんだけど、あんまり成績良くなかったんです。
毎回、下の方のクラスなもんで
「あの子は頭良くていいな」
「またこんなに下の方の成績だぁ。。」
なんて悲しくなって、自分がダメな人間に思えました。
で、この気持ちも冷凍保存されました。
(冷凍保存されすぎ。笑)
こうなってくると「私はダメなんだなぁ」が心の奥にいっぱい冷凍されていて、日々の生活の中で重低音のように響くようになります。
「私はダメなんだなぁ」って気持ちでできたドライアイスが心の奥にいっぱいあって、「私はダメなんだなぁ」って気持ちが冷気のように吹いてくるって感じです。
なんとなく自分がダメな気がしたり、できない感覚があったら、それは成長過程に「私ってダメなんだなぁ」って感じたネガティブな気持ちが沈んでいるのかもしれません。
・自信がない
・自分はダメだと思う
・やりたいけど、できない感じがする
インナーチャイルドってこういう感覚のもとになっているものです。
インナーチャイルドは、漠然とした否定感やできない感覚を作る
できる人でいようとする
こんな感じで、自分のことをダメだなぁと思っていると、認めてもらえるように頑張るしかありません。
素でいたら認められないから、認められるような自分になろうとします。
弟と比べられた私は、弟みたいに「誰とでもやっていける人にならなきゃな」って思いました。
気が利く人、誰にでも好かれる人になろうとしました。
「気が利く人、誰にでも好かれる人」になれてるどうかチェックして
「これってあってるのかな」
「これは良いんだろうか、それとも悪いんだろうか」
つい、頭で考えてしまって正解がわからなくなりました。
「気が利く人、誰にでも好かれる人」って自分がなりたい人じゃなくて、親がいいと思っていた価値観なので、いつも他人軸でした。
インナーチャイルドは他人軸を作るエネルギー源です。
他人軸になればなるほど、自分のやりたいことはわからなくなります。
「認められる自分」
「できる自分」
「相手に拒否されなさそうな自分」
そういう理想の自分を演じることは、他人を演じるのと同じことだからです。
こういう本当の自分でいられない感じ、自己の喪失こそが生きづらさであり、それを作り出しているのがインナーチャイルドと言えます。
インナーチャイルドがあると、等身大の自分でいられなくなる
人間関係がうまくいかない
人の悩みのほとんどは、人間関係の悩みと言われますが、人間関係の悩みは自分らしくいられないことから始まります。
だからインナーチャイルドがあって、等身大の自分でいられないと人間関係の悩みは増えます。
私の人間関係の悩みは、人前で自分らしくいられない、相手の顔色を見てしまう、どう関わったらいいのかよくわからなくなってしまうといったものでした。
子どもは、親との関係、もしくは周りにいた大人との関係で人間関係を学びますが、それがあまりうまくいかなかったのでした。
インナーチャイルドを癒すってどういうこと?
「インナーチャイルドの癒し」もよく聞くワードかもしれません。
インナーチャイルドを癒すというのは、この冷凍されたネガティブな感覚を解凍して、本来の自分らしい状態に戻していくことです。
今まで「こういう自分が自分なんだな」「人生ってこういうもんだよね」って思っていたのが根本から覆るような新鮮さや、等身大の自分で生きていけるようになることがインナーチャイルドを癒す魅力だと思います。
本当の自分に出会いたい、自分らしく人と社会と関わりたい方はインナーチャイルドを扱ってみるのがいいかもしれません。
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